検索窓
今日:4 hit、昨日:0 hit、合計:203,193 hit

70 F side 楽屋 3 ページ19

皆の視線が 一斉に
先生に集まる。


医「北山さんですが・・・
点滴と 注射で また 血圧を下げてますので
意識が戻るのには もう少し時間がかかるでしょう。」

俺達を見回して 話を続ける。

医「今日は・・・
短時間で 強制的に 何度も血圧を下げて
北山さんの息が上がらない様に・・・
歌い続けられる様に 処置してきました。

普通 こんな強行処置は有り得ないのですが
極度の圧迫で これ以上 目に負担が掛かると
・・・視力への影響も 心配ですし・・・
幸い 今は左の目は・・・・・・っ」

ぐっ!!・・・と 言葉を呑み込んだ(様に見えた)

医「・・・いや・・・これは・・・
北山さんには 確認してた事なんですが・・・」

軽く首を横に振りながら 続ける。

医「急激に血圧を下げた 貧血状態ですから
歌は唄えるでしょうが、目眩や全身の脱力で
いつ倒れても おかしくない状態になります。

そんなリスクを背負った状態でも
ステージに立ちますか?・・・と・・・」

(・・・なんだ、それ。
先生とそんな話してたなんて・・・)


医「北山さん、迷わず『立ちたい』と
おっしゃいました。。
僕に 全てを任せて下さいました。

なので 皆さんには お詫びしないと。。
北山さんを 最後まで ステージに立たせますと豪語したのに、結局 途中でダウンする事になって・・・本当に 申し訳ない。。」

(何でも隠さないで 話すって・・・言ったのに。
結局 いちばん大変な決断を 独りで・・・)


医「それと・・・僕の説明不足で
皆さんを 必要以上に 心配させた様で・・・
すみません」

そう言って チラッと 俺を 見た。
その言葉を聞いても まだ
俺は流れる涙を 止められずにいた・・・・・


横「先生・・・ありがとうございます。
みつの為に ここまでして頂いて。
感謝こそしても、謝られる理由なんて
全然ないです。」

そして・・・未だに 涙を流す俺の頭を
ぽんぽん と叩く。

横「太輔も・・・ここまで ありがとうな。
いちばん傍で 苦しむみつを
ずっと支えてきたんだもんね。

でも・・・太輔、もう決めないと。

俺達7人 どうするか・・・前へ進まないと。」

71 N side 楽屋 4→←69 Y side 楽屋 2



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (212 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
396人がお気に入り
設定タグ:藤北 , キスマイ , Kis-My-Ft2   
作品ジャンル:タレント
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:来蜜 | 作成日時:2016年10月19日 14時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。