キミが光 ひかりヒカル〜年の瀬編〜

26 K side 正直な身体 ページ26

Gさんの 一言に
吹っ切れた ･･･

そう 思ってる 気持ちは あるのに ･･･

身体は ･･･



「･･･うｯ// うぇｯ おぇｯ// ﾊｯ ﾊｯ ﾊｯ//」

「大丈夫 ですよ。北山さん。
もうすぐ 治まります･･･ 大丈夫･･･」


昼休憩に 入って ･･･
いつも通りに 昼メシを 食べてから
飲んだ 薬。

･･･ また だった。

せっかく よこーさんが 作ってくれた 弁当、
全部 吐き出しちまった。


「･･･ゆぅ ま ･･･ ﾊｧ ･･･ 嫌 だ ろ･･･ﾊｧ
へ や 変え て ･･･ もら え ･･･ﾊｧ ﾊｧ うｯ//」

「そんなｯ！ 俺、平気ですｯ！
俺にも 心配 させて下さいよ。
何か ･･･ 手伝えること あります？」


「じゃ、悪いですけど･･･このトレイの 中の
トイレに 流して来て 貰えます？
急いで// また すぐ吐くかも 知れない。」


「さの･･･ち ﾊｧ ﾊｧ･･･ダ メ ･･･ 」

「大丈夫。余計な気は 遣わない ことです。
中山さんも 仲間 ですから ね？ ･･･ﾌﾌ//」



.

晩メシの 休憩も ･･･
同じ事を 繰り返した。

ただ、晩メシ ってのが
マネが 慌てて コンビニで 買って来てくれた
プリン だけ だったし
吐き出すモノは 殆ど 無かった。


「あと ･･･ どれくらい かかるでしょうかね」

「元々の 終了予定が 24時なんで･･･
･･･ 押してます し ･･･最悪 26時 辺り かな」

「ちょっと ･･･ 厳しい ですね ･･･」


俺が 寝てると 思ってんだろ。
さのっち と よこーさんの話が 耳に入る。

ロクに 食事が 取れてないから と
点滴 刺されて 横になってる。
頭ん中 ふわふわだけど 寝ちゃ いない。


.


コン/// コン///

「･･･はぃ？ どなた ･･･です か？」

俺の マネの 警戒した 問いかけに

「あのー ･･･ G の マネージャーですが。」


細く開けたドアから 入ってきた
Gさんの マネ。

点滴姿の 俺を 驚くでもなく。

「これ･･･ 北山さんに。G からです。
レモンの 蜂蜜漬けです。
そのまま 食べても イイですし
サワーに 入れて 飲んでも。

ムカつきが ある時 レモンが 効くって。
G 持参の お裾分けですけど。

サワーも 一緒に 預かって来ました。

ぁの ･･･ 北山さんに、G からの 伝言です。
えーと ･･･
敵は 自分の中だから、しっかり戦え って。」


話し終えると
また 後ほど と、彼は 出てった。


「･･･ みっちゃん？」

「･･･ん ･･･ 起きて た。」

目尻を 伝って 熱い雫が 流れ落ちた。

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