キミが光 ひかりヒカル〜年の瀬編〜

21 K side やらなきゃ 2 ページ21

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ソファに 座ったまま ･･･

履いてた ジーンズを もぞもぞ 脱ぎ捨て
衣装の パンツに 脚を通し シャツを 羽織る。

(3ピース か ･･･)
この前 終わった ドラマを 思い出す。


立ち上がって ･･･

「･･･ぁ///」

よろける 俺を 脇から 支える よこーさん。

「･･･ 大丈夫。 ･･･ 急ぐよ？
ほら// 優馬、前、ボタン 留めて。」


もう ･･･ 時間が ない。ギリギリ だ。


。。。。。。。。。

結局 ･･･
楽屋の 入り口まで と言ってた
よこーさんに 腰を 支えて貰いながら
訪れた Gさんの 楽屋。


「挨拶が 遅くなって すみません//
今日は よろしく お願い ･･･」


「あぁ、固いことは いいから。
･･･ 具合 悪くなったんだって？
さっき、ユーマから 聞いたけど ･･･」

(え？ 優馬？ もう 名前呼び ！？)


「まだ ･･･ 辛そうじゃなぃ？ 大丈夫？」

伸ばされた 手が 俺の 頬を 撫でる。


「いぇ！ も、大丈夫ですｯ//」

「･･･ 今日は 仕事 受けてくれて アリガト。
本番は いじらせて貰う。
･･･ でも 気にしないで。
楽に、自分が やりたい様に やればイイ。

《ヒ ロ》･･･ て 呼べば イイの かな？」


その 響きで 呼ばれた時
身体中が ジュｯ て 熱くなった。

(いや ･･･ その 響きで 俺を 呼ぶのは ･･･)


「《ミツ》です！！
北山くん、いつも 皆から《ミツ》って
呼ばれてますから。」

隣から 優馬が 俺の心を 読んだかの様に
代弁してくれる。


「ＯＫ！！ 宏光の《ミツ》ね。
じゃ、ミツと ユーマ、よろしく//」

子供に する様に
俺の頭を くしゃ っと揺らしてから･･･

顔が 近付いた かと思うと
軽く 頬を合わせて ハグ された///


。。。。。。。。

慌ただしく Gさんへの 挨拶を 終えて
楽屋に メイクさん まで 来て貰った。


有難いことに《あの人》に
会うこともなかった。



マネキン みたいに 立ってる間に
すっかり 俺の 着替えが 終わり。


「みっちゃん、急ごｯ// 」


よこーさんに 左手を、優馬に 右手を 取られ
ソファの 間から 歩き出した時 ･･･


ゴト////

//// ♪ //// ♪ //// ♪

脱ぎ捨てた ジーンズが 足に かかって
足元に 落ちるのと 同時に ･･･

その ポケットから
俺を 呼ぶ 音が 鳴りだした。


(ぁ･･･ 太輔 ･･･)

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