キミが光 ひかりヒカル〜聖海獣編〜

27 桃side 戻って ページ27

ひとしきり 横尾サンの
伝えたい 話が
終わったんだろう。

そろそろ 支度しないと･･･
と、横尾サンが 腰を上げる。


「俺、横尾サンの 手料理、
めっちゃ楽しみに 来たんですよ！
北山クンも 大絶賛してるし。

あ、なんか 手伝います//」

翔クンも 一緒に カウンターへ行こうとする。

「いや、いや 、翔は 松坂クン達の
相手しといてよ。
急だったから･･･結局 鍋にしたし。
大して 手伝って貰うこと ないから。」



慣れた様子で カウンターに 入り
買ってきた 食材を 広げ、鍋を出し･･･。

(よく 来てるんだろな)

広い リビング･･･
大きな ダイニングセット。

メンバーの人達が 集まって 座るソファ。
その 真ん中で にこやかに 寛いでる
北山サンを 思い浮かべる。

また 一つ ピースが 埋まった。

独り暮らしには 広過ぎる この空間の 訳。






カチャ/// ･･･

「！！ みっちゃん！！」

「あ！ 北山クンｯ！」


照れ臭そうに 入ってくる リビングのドア。
ようやく 姿を見せた この家の 主･･･


「いやー// 申し訳ない。
･･･待った？ ･･･待ったよな･･･///」


藤ヶ谷サンに 腰を 支えられながら
俺達が 座る ソファへ 歩いてくる。

ひょこ ひょこ ひょこ･･･。


「桃李クン、宇宙クン･･･ごめんな。
･･･色々 心配させちゃって･･･
せっかく ウチ来てくれたのに･･･な。

もう、大丈夫だし。」

そう言う 北山サンの 顔色は まだ悪く･･･。



藤ヶ谷サンに 促されて 座り着いた場所は･･･
やはりの ･･･ラッコが 待っていた所。

右端に ラッコを寄せて
それに凭れる様に ソファに 座る 北山サン。
藤ヶ谷サンが 肩口まで
ブランケットを 掛けている。

「いぃってば// そんな 大袈裟･･･」

「だーめ！ も少し落ち着くまで」

(ホント･･･メンバーに 大切にされてるな)




と、北山サンから
いきなり 意識が 俺達に向いた 藤ヶ谷サン。

「あ･･･今日は き、北山が 迷惑掛けて･･･
でも、来てくれて 嬉しい です。
コイツ、賑やかなの 好き だから。

えっと･･･北山の 身体の ことは･･･？」


「さっき 横尾サンから 聞きました。」


「･･･ですか。
仕事でも 迷惑掛ける事 あるかも ですけど
･･･これからも よろしくお願いします。

良かったら･･･また こうやって遊びにも ･･･」




「だーっ/// 今 来たとこだし！
これから メシなんだから。
だいたい いつも 硬いんだよ、太輔は！」

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