キミが光 ひかりヒカル〜聖海獣編〜

2 K side 様子見 2 ページ2

おとといの 夜･･･


俺達 は 《いつも》から 遠く離れた 処、
･･･少し 切なく 俺に 昔を 思い出させた
その場所から リムジンで 戻って来た。

局の 駐車場で 解散して
それぞれの《いつも》に 戻ってくメンバー。




「じゃ、バンに 乗って下さい。
･･･行きますよ ･･･北山さん。病院。」

もしかしたら･･･
そのまま 《いつも》の家に
帰れんじゃないか･･･なんて
微かな 俺の 期待も虚しく
促されるまま さのっちの バンに 乗る。

当たり前の様に 後に続く 太輔。

(悪いな。 オマエ 先 帰って休んどけって･･･
俺 ･･･今 ･･･言えないわ)




《いつも》の 見慣れた 白い部屋。
病院の 特別診察室。

夜の 9時過ぎてるってのに･･･
何すればいいのか 分かり切ってる風に
診察室を 慌しく 出入りする 濱口さん。



血を抜かれ･･･
心電図、脳波、血圧、眼圧
胸の レントゲンまで 撮られて･･･

太輔の待ってる 控え室に 戻ったのは
すっかり 日付も変わった頃。



「///･････おかえり ヒロ ･･･ﾁｭｯ//」

おでこに 軽い キスを落とされる。




「お疲れ様でした･･･お茶 入れましょうね。」

そう言う さのっちの顔にも 疲れが見える。



テーブルに 差し出された カップの前に
改めて 座り直す。

俺、の左に 太輔。
その向かいに さのっち。




「まだ、結果待ちの ものもありますが･･･」


いきなりの 声に ビクってなる 身体。
太輔の 腕が 俺の肩を 抱き寄せる。

バクバク 煩い 心臓。


(･･･大丈夫、大丈夫 ･･･ 大丈夫 ･･･

もう 仕事辞めろ なんて･･･ない。
リミットがもうすぐ･･･
なんてこと ･･･ないよな？

だって 俺 ･･･まだ ･･･見えてんじゃん)

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