キミが光 ひかりヒカル〜尾張編〜

16 Y side 羽根 6 ページ16

ドリアとチキンを
目の前にして
凄く 嬉しそうにしてた割に･･･
あまり 食べなかったな･･･。

ま、朝ご飯が遅かったからな･･･。

また ソファに身体を沈めて
寝息をたててる 小さな人･･･。
これだけ 無条件に 寝れるって事でも
みつの身体が どんだけ
休息を求めてるかってのが 分かる。


太輔に みつの様子を LINEで送る。
速攻 掛かってくる 電話。

微熱はあるけど、ぐっすり寝てるし
心配ないだろうと 太輔に話す。

。。。。。。。。。

『4時頃には そっち着く』

太輔からのLINEを受ける。
4時って、もうすぐじゃない//

みつの横で 特に何するでもなく
ソファにもたれ うつらうつらしてた俺。

ぼちぼち 晩ご飯の支度するかと
立ち上がった･･･横で･･･


何か 呻き声がしたと思えば
急に みつが 身体を よじる。

「･･･んゲｯ/// ･･･ゴボｯ ･･･おェｯ///」

激しく 戻す みつ。
イキナリで どうしようもなかった。

「みっちゃん？」

苦しそうに 身体をよじりながら
何度も エヅいては 吐き戻し
髪の毛 も 頬も ブランケットも･･･
自分が 吐き出したものに まみれていく･･･。

「みっちゃん、しっかり!! みっちゃん!!」

震える手で 背中をさする。
可笑しいくらい 腕がガクガク震えてる。

イキナリ 何が起こってるのか。。
発作 ？
熱が上がった ？
嘔吐物で 喉つまらせたら･･･!!


うまく回ってくれない 頭ながら･･･
慌てて 汚れて 冷たくなった上体を
抱え起こせば･･･

「･･･おェｯ･･･」

更に 小さくエヅいたのを最後に
みつの身体から 力が抜けていく･･･。

「みっちゃん!! みつｯ!!」


あ･･･ ･･･救急車、救急車だ。
みつの 汚れでベトベトになった手を
気にもせず スマホを掴む。

ひきつけを起こした様に震える
スマホを持つ 左手首を 右手で 抑える。

救急車･･･早く、電話ｯ!!









ガチャ/// ･･･ ･･･

「た、太輔かっ！？ 救急車、救急車!!」

俺の頭は 既に正常に回ってない。。

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