キミが光 ひかりヒカル

26 Y side 一週間前 3 ページ26

今日は、最終の衣装合わせ。

一旦、楽屋に荷物を下ろすと、
メンバー7人分の衣装やアクセ、小道具、靴などが 一斉に並ぶスタジオへと 向かった。

確か･･･
太輔は、レギュラーの収録が終わってからの合流だったな。
他のメンバーは、もうスタジオかな？


煌びやかに装飾された 衣装を見ると、
ツアーの 実感が湧き、熱気と歓声に満ちた
ドームの記憶が 呼び起こされる。

(･･･いよいよだな。)

今回のツアーは
直前の 大幅な変更のせいで
色々と 予定が 押し、短期間で 突貫の準備だった。
(何とか 間に合って 良かった･･･)

部屋を見渡せば･･･

たま と宮田が パイプ椅子に座り、頬を近づけて何やら ケータイを覗き込んでる。

ニカは、早速 衣装に着替え、横で千賀のチェックを受けている･･･ｸｽ。

太輔は、やっぱり まだ来てないな。
･･･みつ も、まだか･･･。


その時、、、
「ﾊﾞﾀﾝ////･･･」
みつ が スタジオに入って来た。

(！！！！ ちょｯ!! みつっ！！)

これから着替えようと、俺に付いてくれてた衣装さんに 一声かけ、慌てて ドアへ駆け寄った。

「みっちゃん!! ちょっと、楽屋へ行こうか。」
スタジオへ入ろうとする みつを
廊下に 押し戻すと、後ろにマネがいた。

マ「･･･スミマセン///
北山さんが、大丈夫だから、どうしても行くからと･･･」

「そうだったの･･･。
ごめんね、みっちゃんが無理言って。
後は、俺が 見るから。」
みつ の肩を抱いて 楽屋へと向かった。

。。。。。。。。。

肩を抱いたまま、ソファに座らせる。
触れる肩から 熱を感じる。

北「･･･」

「･･･ﾌｩ･･･
みっちゃん、よく ここまで来たねぇ･･･
ちょっと待ってて。
皆に 連絡入れとくから。」

北「･･･」

グループLINEに メッセージを打つ。

『今 みつ来たけど、体調かなり悪い。
楽屋で様子見てみる。
衣装さんにも 遅れると伝えといて。』

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