24 K side 一週間前 1 ページ24
右目が 見えなくなる事があった日から・・・2週間。
もうすぐ カレンダーでは 秋だと言うのに
まだまだ 照りつける日差しは 痛いくらいだ。
レギュラーの仕事の間に
隙間なく ツアーの準備が入っていて
毎日のように メンバーと顔を合わせている。
セットリストの 一部変更。
・・・振りの激しいものから動きが少ないものへ。
・・・俺がステージからはけても不自然にならない様に 休憩を取れる回数を増やす。
振りの 変更。
・・・俺の移動が少なくなる様なフォーメーション。
曲間の移動でも、ステージ外周を減らす。
外周も、常に近くにメンバーがいる様に、
一人で移動しない様な配分となった。
メンバーにも、スタッフさんにも
これ以上ない位の 迷惑をかけ、
心配させているのは・・・判ってる。
でも、あの日、俺が必要なんだと言ってくれたメンバーを信じて・・・
一緒に 前へ走りたい気持ちを・・・
俺は 抑え込まない。
ツアーまで あと一週間。
今、俺に出来る 最高を見せるのみだ。
俺の 身体の方は・・・
たまに微熱、頭痛、眩暈などあるもの、
かなり良くなってきた 気がする。
そもそも、毎日、熱を計るなんて事
今まで してなかったし、
ここ数年は ずっと寝不足で
身体の不調とも 上手く付き合うのが普通になっていたから・・・
(「ヒロ、熱 計った?」)
(「ヒロ、疲れた? 少し休みなよ」)
ストレートに 俺の身体を気遣う気持ちを
太輔が 言葉にしてくる度に、
顔が熱くなり・・・
心は、、、穏やかになる。
。。。。。。
(そだ!! 今日は 太輔、早出なんだった//)
個人で出演する レギュラーの収録を済ませてから、メンバーと合流の予定だった。
自分の熱しか残っていない ベッドから抜け出し、リビングへ。
(あ〜〜・・・頭、重いかも・・・)
テーブルには 朝食らしいお皿と メモが。
『ヒロ、おはよう。 先に出る。
起きたらすぐに 熱計ること。
ご飯 残さず食べてから 薬飲むこと。
暑くなるらしいから 気をつけて。
楽屋で 待ってる』
カァ〜〜///
(太輔、オマエ 恰好良すぎ)
脇に 体温計を挟んだまま
洗面所へ行き、歯ブラシを くわえる。
・・・途端、胃液がこみ上げてくる。
「ォウェッ /// ッッ」
背中を 冷たい汗が 流れる・・・
ピピッ♪ ピピッ♪ ピピッ♪
手にした 体温計を見ると、37.5の数字。
「・・・ぁ・・・」
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作者名:来蜜 | 作成日時:2016年9月26日 14時