21 F side オフ(共生2) ページ21
ソファを見下ろし
立ったまま動かない、宏光。
また、拳を握りしめて・・・
バカだな、そんな風に いつも自分を抑え込んで・・・・・・。
(こんなに 身体が壊れるまで)
病院で、先生の話を聞きながら
多分、そうじゃないかと思った。
確かに 仕事はキツい。
時計なんか関係なく 深夜でも予定は入る。
事務所内での 上下関係にも、
事務所以外の 人間関係にも、神経をすり減らす事はあるだろう。
でも・・・
宏光に 一番大きなダメージを与えている ストレスは・・・多分、俺だ。
いつだったかな・・・・・・
宏光を 大切だと思う気持ちが、メンバーに対する 大切とは違うと気付いたのは。
アイツの 笑う顔、怒る顔、悩む顔・・・
一緒にいれば、いつも目で追っていた。
何事にも 前向きで、
あの小さな身体から溢れ出すエネルギーを
ずっと感じていたい、側で守りたいと。
宏光への思いに 気付くと・・・
自然と アイツからの柔らかく温かい思いにも 気付くことができた。
お互いに、言葉にするでもなく、
程よい距離を保ちながら、ずっと、ずっと、
この関係が続けばイイと・・・・・・
俺は 勝手に思い込んでたんだ。
その勝手な思い込みが
こんなに 宏光を苦しめていたなんて・・・
(何やってたんだよ。俺の方こそ・・・バカだ)
程よい距離なんて、糞くらえだ////
俺は、俺が思うように、やりたいように、
守りたいモノを・・・守る。。。
。。。。。。
「北山・・・? ご飯食べよ。 さ、座って」
22 K side オフ(共生3)→←20 K side オフ(共生1)
493人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「Kis-My-Ft2」関連の作品
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:来蜜 | 作成日時:2016年9月26日 14時