20 K side オフ(共生1) ページ20
藤「北山・・・、北山・・・」
(・・・んン〜・・・)
俺の知ってる 好きな香り・・・
藤「北山・・・・・・ひ ろ み つ・・起きれそう?」
(・・・ンあ・・・ 俺 寝ちゃった??)
「どこ?」
そっと瞼を上げると・・・香りの主。
藤「あんまり気持ち良さそうに寝てたから
そのまま 渉んとこから連れてきた。
オマエのベッドだよ・・・フフ」
「えっっ//// 重くて 大変だっただろ?」
藤「平気、平気♪ 北山 軽いわ。
もっと食べないと。」
ゆっくりと 身体を起こしてみる・・・
大丈夫だ・・・何ともないや。
ガバッと ベッドから飛び降りる。
「藤ヶ谷、今日は 朝からありがとな。
もう 大丈夫だし・・・
明日は レギュラーの収録あるし、
そろそろ帰るか?」
驚いたような顔の太輔。
藤「・・・・・・・・・・・・クスッ///
渉が 晩ご飯持たせてくれたから
とりあえず、食べよっか。
ほら、リビング行くよ。」
。。。。。。
藤「温めるから、座って待ってて」
ソファに目をやると・・・
横に 大きなトランクが 二つ。
「????・・・・・・」
(これって ・・・まさか///)
心臓の鼓動が 急に速くなる。
胸の奥の方から、
泡立つような熱く甘い感覚。
「・・・藤ヶ谷・・・ この荷物・・・」
藤「え? 何?」
渉特製のテイクアウトを両手に
キッチンからやって来る。
藤「あぁ、それね。
俺、とりあえずツアーが終わるまで、ここにいるわ。
昨日、あんな状態になったばかりだし、
やっぱ、北山一人じゃ 心配でしょ。
大丈夫じゃなくても、無理して突っ走りそうだからな?北山サンは・・・フフ」
おどけて笑う 太輔。
(・・・ズルイよ・・・太輔。その顔、反則だわ)
その胸に 飛び込んでいけたら、どんだけ安らぎで 満たされるんだろう・・・。
ずっと一緒に 前を向いて走ってきた仲間達。
みんな、大好きで 大切な存在。
この先も ずっと、ずっと、ずっと・・・
側にいて欲しい。。。俺の我がままな思い。
そして・・・気が付けば
特別な 大好きになっていた 太輔。
空気の様に・・・いつも俺を包んでいて、
無くなれば 生きてはいけない・・・
ふと視線が合うだけで・・・
一言 言葉を交わすだけで・・・
痛い程に伝わる お互いの 大切な思い。
有り得ないとは 判っていても・・・
ずっと、ずっと、ずっと・・・
一緒に歩んで行きたい、側にいたいんだ。
21 F side オフ(共生2)→←19 Y side オフ(協力)
493人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「Kis-My-Ft2」関連の作品
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:来蜜 | 作成日時:2016年9月26日 14時