キミが光 ひかりヒカル

16 K side オフ(診断2) ページ16

先生は 優しい表情で、ゆっくり話してくれているが･･･
話の内容が 予想していたよりも 深刻に思えて
握っていた拳に 力が入る。


暖かい 左手が 俺の拳を そっと包み込む。
(!!!!･･･太輔)

首を傾け、太輔の横顔を 見上げる。


藤「(ダ イ ジョ ウ ブ)」

声に出さず、フワリと俺に笑いかける。




そんな 俺達のやり取りを 見てか、

医「ただ、さっきも言いましたが、
今の 北山さんは 症状も 治まっています。
お薬で コントロールしながら
お仕事も 続けられるでしょう。

僕との お付き合い、長くなりますが
一緒に 頑張っていきましょうね// ﾌﾌ」



その後、生活する上での 注意点など
一度に 覚えきれない程の 説明を受けた。



しっかり睡眠を取り、規則的な生活。
努めて 緊張しない、興奮しない。
何事も 無理をしない。
長時間、激しい運動をしない。

(ここまでの説明で･････笑うしかない)


車の 運転も･･･禁止された。


毎日、定期的に飲む お薬の 飲み方。
症状が出た時に飲む お薬の 飲み方。


これを 普通の生活と 呼べるのか･･･
気を抜くと
絶望という 深い沼へ 引き摺り込まれそうな心を 必死で 引き留めていた。

(･･･大丈夫･･･みんながいる。･･･太輔も)



。。。。。。

藤「北山、着いたよ。

北山、、、、ひ ろ み つ？ 着いたよ。」

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