貴方達の幸せは俺の幸せ5 (ページ4)

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#番外編2 ページ4

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1年前に辞めた北斗

そしてロサンゼルス公演までは雑誌もコンスタントに表紙や連載があったため出続け
バラエティ番組にもそこそこ出ていた俺ら5人

そんな俺たちもいきなり表舞台に出なくなった

週刊誌やSNSでは
仲間割れ、不仲、解散などなど時折言われているのは知っていたが特に俺たちからは否定も肯定もしていなかった

というよりは否定するまで気が回らなかったと言うのが正解だろう

5人とも北斗のことで精一杯だった

そんな俺たちを追いかけるために北斗のマンションまで週刊誌の記者たちが押しかけているのだろう

慎「どうする？」

「北斗の兄ちゃんにどうしたらいいか聞いてみる」

北斗の兄ちゃんに連絡を取ると
マンションの前は必ず通らなければならないが
マンション横の狭い道を通ると裏口があると

来たLI NEを4人に見せた

京「うーん、、4人で通ると目立つから1人か2人ずつ通ろう」

マンションから住人が出てくるたびに不自然にいる男の人やカップルが一斉にそっちを向く

そのタイミングで1人か2人ずつ通ることにした

樹とこーちが一緒に行き、あとの3人は1人ずつ通ることになった

樹は帽子を目深にかぶり
こーちはニット帽をかぶりパーカーのフードをその上からかぶってマスクをつけている

大我はハットとマスク
慎太郎はニット帽とサングラス
俺は帽子とサングラス

意外とマンションの出入りが激しかったため
記者の目がそれたため15分程度で
裏口まで行くことができて
北斗の住んでいた部屋まで着いた

インターホンを押すと
北斗の兄ちゃんが苦笑いして出てきた

兄「なんか色々ごめんね、
俺も見に行ったけどあれは無いね」

「大丈夫です」

部屋に上がるとダンボールが数個積まれていた

高「引っ越すんですか？」

兄「違うよ、この部屋北斗が購入してたんだよ
しかもアメリカに行く前に
俺もほとんどアメリカか台湾だけど日本に帰ってきた時はこの部屋使わしてもらおうと思って
北斗は兄ちゃんにマンションをあげるって言われたけど北斗のものはそのまま残しておこうと思ってアメリカのからの荷物を片付けてるの」

北斗らしい
計画性がある

「そうなんですね・・
それより俺たちなんで呼んだんですか？」

兄「ああ、そうだった
これ、君たちに見て欲しかったんだ」

そう言うと北斗のパソコンを出してきた