#188 ページ38
side yellow
次の日も例の病院に朝から来た
しばらく正面の入り口を見ていると
日本人らしき人が2人入っていった
樹「あれは、、、違うか」
またしばらくすると
日本人らしき人が3人向かってきた
ジェ「やった！ビンゴ！！
ねぇ、来たよ。北斗のお母さんとお父さんとお兄さん」
ジェシーがそう言ったため
急いで車を降りた
5人で急いで駆け寄ると
北斗のお母さんやお父さんはビックリした顔をしていた
北斗のお兄さんは何故か笑っていた
まるで俺らが来るのが分かっていたかのように
兄「本当君たちはスゴイね
北斗を探す天才だな」
「お兄さんが滝沢くんに随分ヒント与えてましたよね？
俺たちに北斗を探して欲しかったんですよね？」
兄「さすがだね、俺北斗に怒られるかもな(笑)」
母「どういうことなの？」
兄「北斗は一回みんなと話した方がいいんだ
もう戻らないにしてもね、その方が彼らのためにも北斗のためにもいいんだよ
だからおいで、北斗の病室に案内するよ」
樹「でも、昨日も来たんです
そうしたら今は会える状況じゃないって断られたんです」
兄「一昨日君たちのライブが終わった後、病院に帰ってきたら熱が出ちゃってね
今日は北斗曰く下がってきたって言ってたから大丈夫だと思うよ」
俺たち5人は
北斗のお兄さんとお母さん、お父さんの後について歩いていった
エレベーターを6階で降りて
奥に進んだ
しばらく歩くと一つの病室の前で止まった
病室の前には“Hokuto Mastumura”と書かれていた
中からは話し声が聞こえる
兄「おじさんとおばさんもう来てるんだ
ちょっとここで待ってて」
そういうとお兄さんとお母さんとお父さんが
病室に入っていった
北斗「・・・・なんで！？なんでそんなことしたの？！」
兄「・・・・・だから、北斗は・・・した方が・・・
・・・と話して・・・・方が・・・・・・」
北斗の少し怒ったような声と
お兄さんの所々の声しか聞こえない
北斗「・・・・よ、・・うよ」
病室の中が静かになると
お兄さんが病室から出てきた
兄「俺らはちょっと出てくるからゆっくりしてってね」
そういうとお兄さんとお母さんお父さん、おじさんおばさんらしき人が病室から出ていった
ドアを叩いた
松「・・・どうぞ」
小さな声が聞こえた
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作者名：ちきん | 作成日時：2019年9月30日 18時
