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次の日
レンタカーを借りた
車の中で地図を広げて作戦会議をした
「北斗のママとパパが来ていたから外泊してたって言ってたね
ということはまだ病院に入院しているってことじゃん」
ジェ「確かにそうだよな
アメリカは日本と違って病院が少ないから探しやすいかも」
京「長期間入院できるってことは大きな病院だよな」
高「そうなると・・ここかここか」
携帯で検索していたこーちが俺たちに画面をみせてきた
「じゃあ、まずここから行こうか
車で40分あれば行けそうだし」
俺たちは車を走らせた
「ここだ、着いた
マジデカイな、さすがアメリカ」
日本の大学病院とは比にならないぐらい大きい病院だった
慎「樹、ジェシー、一緒に受付に聞きに行こう」
そう言って俺と慎太郎、ジェシーが車から降りた
ジェ「Is there a person named Matsumura Hokuto who is in this hospital? 」
受付「Please wait a moment.」
パソコンで調べた後に
受付の人がどこかに電話をかけ始めた
「あれ?もしかしてビンゴ?」
慎「ぽいな」
受付「Hello, Dr.Yazaki. There is a person visiting Mr.Matsumura. May I visit Mr.Matsumura?
・・・・Yes.....Oh. OK....Tell them」
ジェ「What did you say? 」
受付「There seems to be no situation to meet now.」
「ジェシー、何て?」
ジェ「今会える状況じゃないって」
「Why??」
受付「I can't tell you more. Sorry.」
受付の人はそう言って頭を下げた
慎「一度車に戻ろう」
「そうだな」
高「おかえり、、どうだった?」
「多分いるな、ここに
今会える状況じゃないって」
京「どういうこと?」
「さあ?、よくわからないけど」
ジェ「でもわかったことはあるよ
おそらく北斗の担当の医師がヤザキって言う人だってこと
それにこれ、病院内の地図持ってきたんだ
5〜10階までが病棟になっていて5〜6階にHematologyって書いてあるからここの何処かにいる」
慎「俺も病院名とヤザキって言う医師で調べるとここの病院結構ガン治療で有名らしい
それにガンの研究施設もあるんだって」
前の静岡の病院の時と同じようにみんなで入口に入って行く人を見張った
だが
2時間経っても
4時間経っても
6時間経っても
北斗のママやパパ、お兄さんらしき人が
病院に入っていかなかった
「今日はそろそろ帰ろうか」
高「また明日こよう」
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作者名:ちきん | 作成日時:2019年9月30日 18時