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三日月「それで、その試練はどうなったのだ?」
私はひとつ息を吸って二人に告げた。
『……うん、合格だって言われたよ。アルテミスの力、コントロールは出来るようになったみたい。でも……』
三日月「?」
『……完全にコントロールする前に、私は無理して力を使った。この間は身体が半透明になっただけで済んだけど、もう一度下手に使ったりしたら……』
大倶利「完全に存在が消える……か」
『伽羅ちゃん……』
襖の近くには、いつの間にか伽羅ちゃんが立っていた。
『うん、伽羅ちゃんの言う通り……次に力を使った時、私は消える。アルテミスにそう教えてもらった』
不動「じゃあ使わなきゃいいじゃん!」
『え、不動?』
不動「よっ、主!主がやっと起きたって聞いてさ、主の好きなずんだ餅と一緒に来た!」
そう言いながら、不動はずんだ餅を一つ頬張った。
不動「ん〜、うめぇ〜!ほら、主も一つどうだ?」
『えっと……ありがと』
不動「あ、もしかして今ずんだ餅の気分じゃなかった?」
『いや、ずんだ餅は食べたいと思ってたけど……』
小烏丸「不動行光よ、お前は凛の言ったことを理解しているか?」
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イヴェル(プロフ) - ユリアさん» 嬉しいお言葉ありがとうございます!!😭頑張って更新していきます🥰 (5月6日 12時) (レス) id: 0126769826 (このIDを非表示/違反報告)
ユリア(プロフ) - 長きにわたり紡がれた物語はとても面白くて、いろんなキャラの感情がよく描かれていてとても読みごたえがありました!新しく更新させる日を心待ちにしております。頑張って下さい!! (5月6日 10時) (レス) @page47 id: 729d7bbd60 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:イヴェル | 作成日時:2023年12月23日 20時