284 ページ39
────────────────────
──────────
────
『っ!』
髭切「主、大丈夫かい?」
『何とか……』
まずい……
そろそろ体力と気力が無くなってくる頃だ……
神の巫女の力でも手に負えないくらい、相手の数が増えてきた。
皆に霊力を流しながら巫女の力を扱うのも、だいぶ出来るようになったと思ってたのに……
『っ……』
肥前「っおい……!」
ついに体力が切れ、地面に膝を付いてしまった。
三日月「凛、大丈夫か……!」
『っ……もう、体力が……』
髭切「主が限界となると、すぐに僕たちの方も動きが鈍くなってくるだろうね」
肥前「チッ……やるしかねぇだろ……!どんな形でも、俺は大事な主を二度も失うのは嫌なんだよ……!」
『皆に流す霊力は、絶対止めないから……!』
三日月「だが──」
三日月の言葉に続きは無かった。
気付いた時には、私も、三日月たちも、
近くにいた大太刀の攻撃を受け重症の状態で地面に伏せていた。
『っ……何が、起こったの……っ髭切……』
髭切「っ……」
『っ肥前……』
肥前「っ……クソッ……」
『っ……三日月……!』
三日月「っ……凛、逃げろ……」
『っ……』
──私のせいだ。
私が油断してなきゃ……
三日月たちに重症を負わせることなんて、無かったのに……
『……ごめん』
227人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
イヴェル(プロフ) - ユリアさん» 嬉しいお言葉ありがとうございます!!😭頑張って更新していきます🥰 (5月6日 12時) (レス) id: 0126769826 (このIDを非表示/違反報告)
ユリア(プロフ) - 長きにわたり紡がれた物語はとても面白くて、いろんなキャラの感情がよく描かれていてとても読みごたえがありました!新しく更新させる日を心待ちにしております。頑張って下さい!! (5月6日 10時) (レス) @page47 id: 729d7bbd60 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:イヴェル | 作成日時:2023年12月23日 20時