国見 13% ページ16
ほぼというかかなり番外編
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7月13日…きょうは何の日か？
わからない場合は"国見 0%"を再度確認！
という回りくどいことは忘れて、、
簡潔に言おう今日は私が16になる誕生日だ
そして今日という日の為に、
私は約3ヶ月間努力を積み重ねてきた
国見ちゃんにおめでとうの一言を言ってもらうべく
つい昨日まで私の誕生日のことについて
記憶を定着させようと日々間接的に伝えていた
例えあの国見ちゃんでも
おめでとうって言うくらいしてくれるよね
と、少し不安になりつつも。私は祈った
只今は部活中、もし部活が終わるまでに言わなければ私のミッションは失敗ということに
あと3時間！？
時計に目をやれば、部活終了時刻まで
時間は着実に差し迫っていた
『(はずかしがらないで早くして国見ちゃん)』
カチカチと音する秒針は私のココロの焦りと同様で最悪のケースをまた想定してしまう
諦めかけたその時、、
スタスタと私の方へ何か手に
袋のような物を持って近づいて来る国見ちゃん
国「ハイこれ、おめでと」
無理矢理に押し付けられた紙袋
恐る恐る中を開けて見てみると
及「きゅうりと塩キャラメル？」
うわっどっから湧いてきたのこの人
という感じで突然に私の背後から現れた
及「なにこれ？国見ちゃん嫌がらせ？」
『嫌がらせって失礼な、、
先輩、冗談は顔だけにしてくださいよ』
及「それ真顔で言うあんたに言われたくない」
はぁこれだから素人は、、
国見ちゃんが私にきゅうりくれたのには
ちゃんとワケがあるに決まってるのに
始めに言ったように、0%のところを読めばわかる
私の好物はきゅうり…
例えただのきゅうりでも、
国見ちゃんがくれたということに価値があるのだ
端から見ればきゅうりをジッと見つめる
大分可笑しな変なコと思うだろう
でも、それでもいい。
国見ちゃんが私の為に用意してくれたのだから
ありがと、国見ちゃん。
_________及「でもきゅうりだよ？」
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