mission145 ページ24
youside
"｢あんたはなるくんに声掛けてきてちょうだいよお？俺とレオくんはかさくんに声掛けてくるから。｣"
泉さんにそう言われてなるちゃんを探しているのだが…
(なるちゃん…どこにもいない…？)
隠れ家の中は一通り探したはずだが、なるちゃんの姿は見当たらない。
(レオさんと泉さんは司くんのところに行ってるし…)
実は司くんは凛月くんに頼まれて買い物に行っているらしい。
泉さんが私になるちゃんへの声掛けを依頼したのは、司くんだと帰ってくるのはかなり遅くなるからという私に対する配慮が理由だろう。
分かりにくいけど、実は泉さんは優しいから。
だからこそ泉さんとレオさんを頼りたくはないのだが…なるちゃんは一向に見つからない。
途方に暮れそうになったその時、不意に背後に人の気配を感じた。
(なるちゃんかな？)
そう思い振り向いたがそこに居たのは、この隠れ家の持ち主だった。
零｢なにか探し物でもしとるのかえ？｣
A｢零さん…！｣
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零｢…なるほどのう。瀬名君達に頼まれて鳴上君を探している…と。｣
A｢そうなんです…でも、隠れ家に居ないみたいで…指名手配されてる今、訓練以外で隠れ家の外に行くのは抵抗があって…｣
1人で外に行かないこと。それはアジトから隠れ家に移ってきた今でも何となく守っている。
私がそう言うと、零さんは少し考え込んで口を開いた。
零｢ふむ。恐らく鳴上くんは外にいる。｣
A｢え…｣
零｢あまり遠くには行ってないはずじゃ。…あぁ、今は夜も深けておる。外に出てもあまり問題は無いと思うのじゃが…｣
零さんはちらりと私の顔を見て再び口を開いた。
零｢念の為、ローブを身につけておいた方が良いじゃろうな…あぁ、銃も持った方がよかろう。何かあっても身を守れるはずじゃ。｣
それだけ言うと零さんは立ち上がりその場を去っていこうとする。
その間に私は覚悟を決めた。
A｢あ、あの！｣
零さんがいなくなる前に呼び止める。
A｢えっと、アドバイスありがとうございます！｣
私がそう言うと、零さんはふっと笑いそのまま片手をあげて去っていってしまった。
少し抵抗はあるが…私はひとりで外に出ることを決めたのだった。
零｢…もう、誤魔化しきれねぇだろうな、あいつ。｣
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リューゲ(プロフ) - 麻衣さん» コメントありがとうございます！！この作品を好きになって貰えて光栄です！！これからも亀更新ですが応援していただけると幸いです！お仕事頑張ってください！ (6月18日 21時) (
レス) id: ab9e6bad9c (このIDを非表示/違反報告)
麻衣(プロフ) - 最近この小説を見つけてハマっていてずっと見てます！！お話も作り込まれていて見ていてとてもワクワクします！これからもこの小説の為に仕事頑張ります🥹 (6月12日 2時) (レス) id: 9b82d4ecb7 (このIDを非表示/違反報告)
リューゲ(プロフ) - ちさとさん» もうなんとなく察しはついているかもしれませんがご想像にお任せします😊 (2023年3月30日 22時) (レス) id: ab9e6bad9c (このIDを非表示/違反報告)
リューゲ(プロフ) - ちさとさん» コメントありがとうございます！生きがいと言っていただけて本当に光栄です😭😭相変わらずの亀更新ですが応援していただけると嬉しいです！これからも応援よろしくお願いいたします🙏 (2023年3月24日 18時) (レス) id: ab9e6bad9c (このIDを非表示/違反報告)
ちさと(プロフ) - 更新ありがとうございます🙇♀️読む事が自分の生きがいになっています(笑)これからも頑張ってください！ (2023年3月24日 9時) (レス) @page16 id: 114e667087 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：リューゲ | 作成日時：2023年2月11日 16時
