mission124 ページ1
天祥院英智side
天祥院｢…｣
机上に肘をつきながらぼぅっと窓の向こうにある景色を見つめる。
誰もいない、自分だけの部屋では皇帝の天祥院英智ではなく、ただの1人の人間としていられる。
コツ、コツ…
(この足音…敬人かな？)
足音が聞こえ始めてからしばらくすると、この部屋の前で足音が止まった。
ｺﾝｺﾝ
蓮巳｢陛下、蓮巳敬人です。｣
天祥院｢入っておいで。｣
蓮巳｢失礼します。｣
ｶﾞﾁｬ
部屋の扉を開けた敬人の顔は前見た時よりも明らかに疲れ切っていた。
顔色も悪く、目の下の隈も先日会った時より濃くなっている。
(原因は分かっているのだけど。)
天祥院｢鬼龍君の様子はどうだい？｣
蓮巳｢やっと…目を開けました。どの解毒剤も効きませんでしたが…なんとか意識はある様子です。｣
天祥院｢そう…面会はできるかな？｣
蓮巳｢30分ほどなら…｣
敬人が疲れ切っている理由…それは鬼龍君がここ5日程生死の狭間をさまよっていたからだ。
天祥院｢まさか…怪盗Knightsのメンバーに毒を扱える者がいるとはね…凛月くんにも裏切られた様だし。｣
蓮巳｢毒を扱える者はそう多くない。…運が良ければ残りの怪盗Knightsのメンバーを特定できるかもしれません。｣
天祥院｢今僕たちが把握している怪盗Knightsのメンバーは月永君と凛月君のみ。人数も、残りのメンバーも知らない状態だけど…あぶりだしてあげよう。｣
僕は立ち上がりとある場所へ向かう準備をする。
蓮巳｢…どこへ？｣
天祥院｢ちょっと野暮用だよ。護衛は付けなくていい。ああ、そうだ、敬人は至急"彼ら"を呼んできてくれないかな？呼んできたら僕のところにおいで。｣
蓮巳｢陛下の仰せのままに。｣
城の奥にある大きな扉。
その前に立っている2人の衛兵に席を外すように指示して扉を開ける。
中にいる人物はこちらに気づくといつもと変わらない読めない笑みで僕を出迎えてくれる。
日々樹｢おやぁ！英智じゃないですか！なんだか久しぶりにあったような気がしますね…！｣
天祥院｢…それはそうだよね。5日間は会えてなかったからね。…僕が君をここに閉じ込めていたから。｣
軽く睨みながら言って見たものの、彼の表情にはいつも通りの笑みばかりで全然焦りの色が見えない。
天祥院｢どうして、僕を裏切るような真似をしたのかな、渉？｣
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リューゲ(プロフ) - 麻衣さん» コメントありがとうございます！！この作品を好きになって貰えて光栄です！！これからも亀更新ですが応援していただけると幸いです！お仕事頑張ってください！ (6月18日 21時) (
レス) id: ab9e6bad9c (このIDを非表示/違反報告)
麻衣(プロフ) - 最近この小説を見つけてハマっていてずっと見てます！！お話も作り込まれていて見ていてとてもワクワクします！これからもこの小説の為に仕事頑張ります🥹 (6月12日 2時) (レス) id: 9b82d4ecb7 (このIDを非表示/違反報告)
リューゲ(プロフ) - ちさとさん» もうなんとなく察しはついているかもしれませんがご想像にお任せします😊 (2023年3月30日 22時) (レス) id: ab9e6bad9c (このIDを非表示/違反報告)
リューゲ(プロフ) - ちさとさん» コメントありがとうございます！生きがいと言っていただけて本当に光栄です😭😭相変わらずの亀更新ですが応援していただけると嬉しいです！これからも応援よろしくお願いいたします🙏 (2023年3月24日 18時) (レス) id: ab9e6bad9c (このIDを非表示/違反報告)
ちさと(プロフ) - 更新ありがとうございます🙇♀️読む事が自分の生きがいになっています(笑)これからも頑張ってください！ (2023年3月24日 9時) (レス) @page16 id: 114e667087 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：リューゲ | 作成日時：2023年2月11日 16時
