mission120 ページ41
youside
A｢…｣
零｢嬢ちゃんの両親は前皇帝である天祥院英智君の父に送られた刺客により殺されたんじゃ。そして幼かった嬢ちゃんも左目に傷を負い失明した。嬢ちゃんも殺されそうになったその時に我ら五奇人がギリギリでお主を保護したんじゃ。｣
私はふと、自分の左目を手で抑えた。失明したというはずの左目はしっかりと零さんの顔を移している。
零｢今、左目の視力があるのは五奇人である斎宮君と日々樹君のおかげじゃ。お主の義眼に魂と祝福を授け、お主の目が普通に見えるようにと魔術をかけたんじゃ。｣
A｢日々樹…？日々樹ってもしかして…｣
私がそう言うと零さんは少し驚いた顔でこう言った。
零｢なんと。あやつ、言っとらんかったのか。そうじゃよ。お主が知っている日々樹渉は我らが同胞、五奇人の日々樹渉じゃよ。｣
A｢…！｣
(いや、何となく分かっていた。渉が普通の人間と何か違うことも。なぜか魔法のようなものを使えていたことも。あれが全部"五奇人だから"だとしたら…全て合点がいく。)
零｢…自分の正体よりも五奇人としての日々樹君の方が気になるか。面白いのう。｣
零さんはニコニコと笑いながらそう言った。
A｢それは…その、渉についてはなんとなく納得したんですけど…自分のことについてはあまり実感湧かなくて…記憶もないし。｣
零｢ううむ。ではまずは、五奇人についての説明をしようかのう。｣
そして、零さんは今度は五奇人について語り始めた。
零｢まず…前提として。記憶を無くす前の嬢ちゃんは五奇人全員と会ったことがある。そして、記憶を失ったあとの嬢ちゃんは…｣
零さんは私の事をしばらくじっと見つめたあと、ほう、と息を吐き出してこう言った。
零｢なるほど。嬢ちゃんが屋敷から解放された後、我輩を除くもう2人の五奇人と会った事があるみたいじゃのう。1人は日々樹君で間違いないじゃろうがもう1人は…｣
そこまで言って零さんは驚いたように口を開いた。
零｢なんと…意外じゃのう。逆先君自ら嬢ちゃんに接触しに行くとは。これは驚いた。｣
A｢逆先君？｣
零｢あぁ…日々樹君といい逆先君といい…五奇人と名乗って居ないみたいじゃのう…まあ、名乗りたくない気持ちも分かるがの。｣
一瞬、零さんは遠い目をした後、私の事を見つめた。
零｢これから話す事は世間一般には知られていない五奇人の話じゃ____｣
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リューゲ(プロフ) - yudukim0110さん» 励みになります！頑張ります！ (2023年1月8日 4時) (
レス) id: ab9e6bad9c (このIDを非表示/違反報告)
yudukim0110(プロフ) - 凛月くんが安定のかっこよさ🫶紅郎さん敵だけどかっこいいんだよな、惚れちゃう。いや毎回終わるタイミングが完璧なんですよ！続き楽しみにしてます😋 (2023年1月7日 21時) (レス) @page30 id: 114e667087 (このIDを非表示/違反報告)
リューゲ(プロフ) - @yudukim0110 コメントありがとうございます！！こんな駄作を面白いと言って貰えてとても嬉しいです😭紅月は強者として出したかったんです😊凛月君の夜型個性は消しちゃいましたが吸血鬼っぽく見せれるように頑張ります😊 (2023年1月6日 0時) (レス) id: ab9e6bad9c (このIDを非表示/違反報告)
yudukim0110(プロフ) - ここで紅郎さんが来るか。。！毎回面白くて尊敬です🫠はい、吸血鬼っぽいです。。。(笑) (2023年1月5日 19時) (レス) @page29 id: 114e667087 (このIDを非表示/違反報告)
リューゲ(プロフ) - @ひーちゃん ありがとうございます！更新の励みになります！！これからも頑張ります！ (2022年11月27日 18時) (レス) id: ab9e6bad9c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：リューゲ | 作成日時：2022年11月27日 17時
