mission47 ページ8
瀬名泉side
正直言うと、Aの事を初めて見た時に怖いと思った。
だってさぁ?自分が攫われるっていうのに目の前に怪盗が現れても眉ひとつ動かしてなかったんだよぉ?
…それに、Aは怖いくらい美人だった。
なんでか知らないけどKnightsのメンバーはやたらと顔面偏差値高いからさぁ?俺もイケメンとか美女は見慣れてたんだけどね?
なんていうか…Aは神秘的っていうか…まぁ、例のオッドアイも綺麗で神秘的だったんだけどね。それよりも顔のパーツがひとつずつ綺麗で。
なんか…見たことの無い美しさだったのを覚えてる。
それにしても…
(10年以上前の記憶が無い、ねえ?)
10年以上前って事は子供の頃だよね。
それ以上前の記憶が無いとなると、相当精神年齢低いと思うんだけど。
確かに、Aは見た感じ少し世間しらずっぽいけど気になるほどではない。
そもそも10年前からあの屋敷に閉じ込められていたのかすら分かってないし。
まぁ、でも、Aに記憶があってもなくても、俺はAの事を妹のように可愛がるだけだ。
(レオくんとAがどんな関係だったかなんて知らないけどねぇ?)
恐らく、確実に交流はあったのだろうけど。
レオくんは昔の事を語ろうとしないし、Aは記憶がないって話だし。真相は分からないけど
ふと時計を見るともう朝方になっていた。
瀬名「ほらほら、早く寝なよ。」
俺は早く寝るようにAを促すけど
A「…」
返事が返ってこない。
瀬名「…A?聞いてる?」
A「いいことを思いつきました!!」
突然Aが顔を上げて口を開く。
瀬名「ちょっ!うるさっ!何なのぉ!?」
A「あっ、ごめんなさい…泉さん!」
瀬名「…何?」
A「先程"俺も手伝う"って言ってくれましたよね!?」
瀬名「…まぁ、俺に出来ることならねぇ?」
…なーんか、嫌な予感がするんだけどぉ?
この日、俺は久方ぶりに徹夜をする羽目になることをこの時はまだ知らなかった。
♪。.:*・゜♪。.:*・゜
課題が終わんないよぉ…
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作者名:リューゲ | 作成日時:2022年8月1日 20時