mission18 ページ23
youside
怪盗Knightsのアジトはこの国の王都…要するに城下町にある。
義賊とはいえ割と名前の知られた犯罪者がこんな都会にアジトを構えていていいのか疑問にも思ったが司くんいわく
朱桜『あぁ、そもそも私達怪盗Knightsは顔バレしていませんし、なんなら王直属の騎士や軍人でも怪盗Knightsが何人いるのかすら分かっていないみたいです。』
なのだそう。灯台もと暗しというやつなのだろう。
ちなみに、私が今まで閉じ込められていた伯爵邸は王都の外れにある小高い林に囲まれている場所にあったらしい。
(そもそも外に出たことがなかったから伯爵邸の外の事は何も知らなかったし。)
そんなことを考えながら司くんと一緒にアジトへ足を進めていると突然耳元から声が聞こえた。
鳴上｢あらぁ、司ちゃんにAちゃんじゃない。偶然ねぇ♪｣
A｢…!?｣
私は勢いよく後ろを振り向いた。
(いつの間に後ろに…!?)
声と口調でなるちゃんだということは分かったが、誰かが近づいてくる気配は一切感じられなかった。
鳴上｢あら、怖がらせちゃったかしら。ごめんなさいねぇ。｣
朱桜｢はぁ…鳴上先輩。Aお姉様をあまり怖がらせないであげてください。｣
鳴上｢ちょっとびっくりさせたかっただけなのよ？ごめんなさいね。…でも、驚いてるAちゃんも可愛かったわぁ♪｣
なるちゃんは悪びれもなく、ずっとニコニコしているせいか、何を考えているのかよく分からない。
(悪意は感じられないんだけどね…)
朱桜｢それはそうと、鳴上先輩は今まで何処へ行っていたのですか？｣
鳴上｢うーん、ちょっと野暮用よ。それと…今夜泉ちゃんと司ちゃんが宝石を盗みに入る姫崎邸に予告状を置いてきたのよ。もちろん、誰にも見られないようにこっそりね♡｣
なるちゃんがウインクをした時、近くに大量の紙を持った少年達が現れる。
?｢号外らー!また、怪盗Knightsが出たらしいぞー
!｣
鳴上ﾎﾞｿ｢あら、早いわね。もう記事がでたのかしら｡｣
少年達は新聞売りだったらしい。
ﾓﾌﾞ｢新聞1部くれ!｣
ﾓﾌﾞ｢こっちは3部だ!｣
少年達が新聞を売り始めた瞬間、瞬く間に人だかりができた。
?｢お、押さないで欲しいんだぜ〜☆｣
1人の新聞売りの少年が大人達にもみくちゃにされ転んでしまった。
(大変…!)
私は少年に駆け寄ろうとするが
?｢落ち着いてヨ｡彼なら大丈夫だかラ｡｣
誰かに急に手を掴まれてしまった。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 178人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「あんスタ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
リューゲ(プロフ) - @花 ご感想ありがとうございます！更新のモチベになります！ほんとに誤字脱字が酷くてすみません(泣)訂正しておきます！ (2022年7月24日 16時) (
レス) id: ab9e6bad9c (このIDを非表示/違反報告)
花(プロフ) - とっても面白いです！なっちゃんの鳴上が鳴神になってましたよ！ (2022年7月24日 10時) (レス) id: 391cfda47a (このIDを非表示/違反報告)
リューゲ(プロフ) - @レモン ほんとだ！！w誤字すみませんでした。今後もご指摘して下さると有難いですm(_ _)m (2022年7月20日 7時) (レス) id: ab9e6bad9c (このIDを非表示/違反報告)
レモン - mission7のyousideの部分がyoutubeになってます。 (2022年7月19日 23時) (レス) @page11 id: 8d569508a0 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：リューゲ | 作成日時：2022年7月18日 3時
