5人の怪盗と生きる宝石 第1幕 【あんスタ】

mission8 ページ12

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凛月｢んぅ…？次、俺…？ふぁぁ…眠い…。俺はねぇ、凛月っていうの。年齢は…17？18？どっちだっけ、まあ、いいや。怪盗Knightsの中では参謀？みたいなのやってる…よろしくねぇ…眠い…｣


瀬名｢はぁ、くまくん、あと少しだけだからシャキッとしてよねぇ｣


泉さんがそう言っても凛月君は目を開ける気配がない。
泉さんはため息をつくと、司くんのほっぺをつねっているオレンジ髪の少年の首根っこを掴んで司くんから引き剥がした。


レオくん(?)｢セナ！スオーのほっぺもちもちだぞ！｣

朱桜｢り、Leader！やめてください！｣

瀬名｢そりゃあ毎日あんなにお菓子を食べてたらぷにぷにになるに決まってるでしょぉ。ほら、レオくん自己紹介。｣


朱桜｢瀬名先輩も酷いです…｣


力なく項垂れた司くんが見えていないのか、オレンジ髪の少年のは私に向き直る。


月永｢おれはこの怪盗Knightsのリーダー！月永レオだ！年齢は18！よろしくな！うっちゅー☆｣


A｢う、うっちゅー？｣


鳴上｢あぁ、それは王様の挨拶みたいなものよ。気にしないで。…それより、貴女のお名前は？まさか、"生きる宝石"が本名じゃないわよね？｣


(本名、か…)


本名なんて、あってないようなものだろうと思っていた。呼ばれたことなんてなかったから。

(私の名前は…)


A｢A…私の名前はAっていうの。｣


鳴上｢あら、可愛らしい名前ね。よろしくね、Aちゃん♪｣


そういってなるちゃんは頭を撫でてくれる。


私の名前を呼んでくれた人はもしかしたらなるちゃんが初めてなのかもしれない。いや、ほんとは私の名前を呼んでくれた人はもっといたんだろう。でも…私はそんな人達知らない。



















私には10年以上前の記憶が無いから。










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