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風磨side
Aも戻ってきて
ストップしていたところから再開して
また、普段通りの補修の時間。
なはずなんだが
貴「ここはこの数を、」
貴「.....」
涼「A先生、?」
貴「...あっ、うん、この数を公式に当てはめるの」
涼「あー、なるほど」
さっきっからこんなやり取りが何回か起こっている。
説明の最中に急に口を噤んで
1人で考え込むように軽く俯いて黙り込む。
貴「よし、じゃあ今日はそろそろ帰ろっか。」
涼「はい!」
涼くんはなんとなくスルーしてるし
風「おっしゃあ、帰るぞー」
貴「風磨はちゃんと日誌書いて提出してねー」
本人も無意識っぽい。
風「あぁ、だりぃ」
貴「お願いだから生徒の前でそんなこと言わないで」
涼「大丈夫っすよ、風磨先生ならOKだから。」
風「ありがとな、涼くん」
貴「いつの間にそんな結託してるの」
涼「A先生がいない間にちょっとね」
風「なー」
貴「兄弟みたい。」
涼「A先生ってさ、」
急に話を切り出す涼くん。
涼「健人さんと話す時と
風磨先生と話す時、結構雰囲気変わるよね。」
貴「え?」
涼「付き合い長いのは健人さんのはずなのに
健人さんには未だに敬語でめちゃくちゃ堅くて」
貴「.....そ、そうかな」
涼「風磨先生とは再会したばっかなのに
なんつーのかな、無理して気使ったりしてない感じ」
貴「無理、して?」
涼「うん、風磨先生といる時のA先生は
今まで見たことない表情ばっかで俺も楽しい。」
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arry(プロフ) - Ahrさん» ここまでよんでくださり、コメントまでありがとうございます。お返事並びに更新が大変遅くなりすみません。大変お待たせしました。まだ読んでくださっているでしょうか?未だに手探りで進んでいる為、ドキドキしていただけてホッとしております。ありがとうございます。 (2022年10月15日 10時) (レス) id: 8aa1122b4b (このIDを非表示/違反報告)
Ahr(プロフ) - めちゃくちゃドキドキして読ませていただいてます。久しぶりにこんな気持ちになりました笑 続き楽しみにしてます! (2022年8月29日 21時) (レス) @page35 id: bfc2ddf8fe (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:arry | 作成日時:2021年10月6日 23時