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風磨side




風「Aとの出会いは最悪だったってのは

言ったと思うけど」






涼「うん、A先生の意外な一面だった」







風「そっから、色々あって

放課後とか一緒に勉強するようになって

勉強も陸上も

好きなことに対して真っ直ぐで

どこまでも楽しそうなAに

当時不貞腐れてた俺は救われて。」






あの時、Aといた一瞬一瞬が






全部、眩しく輝いていた。






俺にとって唯一の希望だった。






風「Aが学校に来なくなってから、

一丁前に心配はするくせに

病気のことも、家族のことも、

中学生のチキンな風磨くんは何も聞けなかった。」






自虐にも程がある。






涼「それで健人さんが?」






風「ああ。」






あの時、俺が中島よりも先に






中島みたいにAに寄り添えていたら






何か変わっていただろうか。






風「高校入ってからも当たり前に関わってたけど

夏休み前に姿を消して、けど中島とは連絡取ってて

中島に全て掻っ攫われた気分だったよ。」






現在進行形でそうなんだから。





再会できたと思ったら






もう完全にAの側には中島がいて





俺が入る余地なんて無いんじゃないかって。





風「今でもあんなに仲良いんだからさ

困るよな、中島に独り占めされて。」





涼「それたまに思う。」






風「ごめん、結局なんか重い話になっちまって。」





涼「いや、聞けてよかったっす。

ちょっと嫉妬しましたけど。

俺だって、A先生が困ってたり苦しんでたら

助けたいって思うけど、何もできないし。

子どもだからって頼られることもないし。」





風「Aも幸せだな、こんな生徒がいて。」

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arry(プロフ) - Ahrさん» ここまでよんでくださり、コメントまでありがとうございます。お返事並びに更新が大変遅くなりすみません。大変お待たせしました。まだ読んでくださっているでしょうか?未だに手探りで進んでいる為、ドキドキしていただけてホッとしております。ありがとうございます。 (2022年10月15日 10時) (レス) id: 8aa1122b4b (このIDを非表示/違反報告)
Ahr(プロフ) - めちゃくちゃドキドキして読ませていただいてます。久しぶりにこんな気持ちになりました笑 続き楽しみにしてます! (2022年8月29日 21時) (レス) @page35 id: bfc2ddf8fe (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:arry | 作成日時:2021年10月6日 23時

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