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sideGreen


今回はのんちゃんが主体の潜入。
あの子は女の子相手はやっぱ上手。
あのルックスやから、基本の女の子はみんな落ちるし、ホストにも向いてるとは思う。
でも今回のターゲットはホスト。
男にも取り入らなあかん。
ほんまはちょっと難しそうな案件やから、俺が行ってあげれたら良かったんやけど、ちょうど別の案件と重なってしもて俺と流星は1ヶ月大阪に行かなあかんのよな。
ほんでそっちは毒薬関連やから俺しか行ける人がおらん。
変わってあげられへんねんなぁ。
そわそわしてたらシゲが話しかけてきた。


重「神ちゃんは小瀧が心配?」

「あの子の実力があるのは1番見てきてたから分かるんやけど、いざ主体でって時に傍におってあげられへんのが心配。」

重「せやなぁ、ほんまは神ちゃんが傍におってあげれたら1番よかったんやけどな。まあでも潜入や言うてもたかがホストやで?ヤクザの組に潜入とかなら意地でも日にちずらして神ちゃんも一緒に行かせたやろ」

「まあなぁ」


そう。今回は別に命の危険になるような場所やないし、濱ちゃんもついて行くんやから大丈夫。


「でもなぁ…」

重「もうっ。神ちゃんは心配性なんやから!」

「だってのんちゃんは弟みたいなもんやねんもん。」


あれだけ純粋な目で俺らに着いてきたあの子の目はいつの間にか血に染まってしまったけど、それでも俺からしたら可愛いのに変わりはなくて。
初めての依頼の時は片時も傍から離れへんかったし、未だに過保護になってしまう。


重「この前小瀧が言うてたやろー?俺らの為に頑張りたいって」

「もう十分頑張ってくれてるよ〜…」

重「まあそれはそうなんやけど。自分が出来ることが1個でも増えればあいつも自信持てるんやし。たまには子離れせないかんよ!まま!」

「誰がままや!!!」


こう言うやりとりしながらも実はシゲの言葉には助けられるんよな。
安心できるって言うか。
まあ俺らがこれからもついていくボスなんやからこれくらいでいてもらわな困るんやけどな。


「まあええわ、俺らは明日出発やから。」

重「神ちゃんが1ヶ月もおらん生活なんてシゲちゃん耐えれない…!」

「やかましいな笑」

重「俺のオアシスやねんもん、神ちゃんは。」

「気が向いたら電話したるわ。」

重「せめて2日に1回はしてくれな寂しくて死ぬ!」

「ヤンデレの彼女か!笑」


前言撤回や。
このボスはほんま子供でしかない笑
こいつこそ親離れ出来てない子供やで笑

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作者名:まかろに | 作成日時:2022年9月15日 1時

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