☆誰にも言えない私の秘密3 (ページ8)

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北山「で、何考えてんの」

「…別になにも」

北山「俺たちに感じちまったか？壁が」

千賀「壁？」

「…」

北山「メンバーが俺の姪っ子だから話しかけて可愛がってくれてると思ってんの？」

「…実際そうじゃん」

北山「ばーか、あの日花火を見れたのは、こいつらが、お前のことを心から支えたいと思ってくれたからだ。そんな壁、俺が取り壊してやる。トラビスだって一緒だ。俺たちはお前と同じ人間。お前が俺の姪っ子じゃなかったら、出会えなかったかもしれない。でも、その出会いのおかげで、今がある。そうだろ？」

「…うん、その通りだね」

ひろ兄ちゃんの言葉は

魔法のように溶けていく。

北山「よし、分かったら萌希ちゃんとこ行きな」

「え？私の席ここじゃないの？」

北山「若いもんは若い人同士仲良くしてこいよ。初めてじゃん、あの幼なじみ2人以外の男と仲良くしてんの」

「…美惟たちと同じこと言わないでよね」

藤ヶ谷「そういえば美惟ちゃんはなんで来なかったの？」

「明日も学校なんです。医学部なんで1つでも休んだら遅れるらしくて」

二階堂「まじ！？美惟ちゃん医学部なの！？」

横尾「あー見えてしっかりしてるんだな」

宮田「あー見えてってディスってる(笑)」

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