☆誰にも言えない私の秘密3 (ページ12)

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北山「愛海が帰ってくる前に連絡くれってさ」

「なんで私にLINEして来ないでひろ兄ちゃんにしてくるのかな？」

北山「楽しんでるとこを邪魔しないようにじゃねぇの？愛海も嬉しいんだよ。そうやって人がたくさんいる所に行ったりするの。しかも男ばっかなのにさ」

ママも心配してくれてたんだ…

萌希「愛海さんも心配してたんだよ」

藤ヶ谷「美月もなんか言ってたな。Aちゃんが笑顔で楽しめることがあるなら、それで十分って」

萌希「みんな、Aの笑顔が見れればそれで十分なんだよ。過去はどうやったって変えられないけど、未来ならいくらだって変えられる。私たちの未来は、笑顔であること」

笑顔であること…

春樹さんがいつも言ってたな…

『俺はAにお父さんとして、認めてもらわなくてもいい。ただ、笑顔で毎日過ごせるように』

ちゃんと笑えるようになったのも

1年前ぐらいだった。

藤ヶ谷「泣きたい時に泣いて、笑いたい時に笑ったらいい。それが人間だよ。俺たちも、Aちゃんも、同じ人間。だから、トラビスとも仲良くしてあげてね？めちゃくちゃいい子たちだから」

「はい」

こうやって壁を壊してくれる人がいるだけで

私は前に進むことが出来るんだ。

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