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「あ、あの…」

『はい?』

「あ、やっぱ、なんでもないっす…」

合わせようとしても反らされる瞳、微妙な距離感、真っ赤な顔。
話しかけ、話しかけられ、なんでもないです、の会話であっという間に10分経過。

今までの二人とは比べ物にならないくらい会話が繋がらない。
うらたくんがあまりに真っ赤な顔してもじもじとするものだから、何故だかこっちまで伝染してしまって、お互いしどろもどろする状況。

「あの!!」

『はい!?』

「連絡先!とか、交換しても、…いい…?」

最後に向けて徐々に小さくなる声。それと対比して徐々に赤みを増す頬。

『あ、いいよ…?』

「別に毎日どうとかするとかいうんじゃねーから、たまに、話せたらなーとか
思ってたりしなくもないっていうあれだから、その」

もぞもぞ、もごもごと落ち着きのない彼。
さてはツンデレさんか。


「うんうん、分かった」

「…適当にあしらってるだろ」

『そんなことないよ、ただちょっと可愛らしいなって思って』

「はぁ…!?」

可愛らしい、という私の言葉で声を荒げるも真っ赤だった顔が更に赤くなる。
男に可愛いって言うなよ…と不服そうな顔をしつつも口元は緩んでいて。嬉しいのかなぁなんて思いながらごめんね?と言って連絡先を交換。

「……たまにLINEしてもいい」

『もちろん』

「!………ありがと」

ふにゃりと笑う笑顔。いつもの少しつり目な瞳がゆるりと緩んで、つい目をそらしてしまう。
今更だけどこの四人、顔面偏差値高すぎると思うのは私だけでしょうか。

「……あのさ、」

『うん?』

どうしたの、と言おうとして、ぎゅっと手を握られる。
暖かくて、でも男の人らしいごつごつとした手に少しどきっとしてしまう。


「…俺も本気だし、確かに他の3人とは背も小さいし素直じゃないし敵わないかもしれないけど
俺だって頑張るから。

…俺のこともちゃんと、見てね?A」

『っ、』


最後のは反則、です。

耳から脳まで届くような、ぞくりとする低音ボイス。少し油断していて、あっという間にまた私の顔は熱を持つ。

「…あと、俺にかわいいは禁止ね」

『は、はい…』

んじゃあまたね、と去っていく彼。
扉が完全に閉まって、自分のベッドの枕に顔を押し付けた。


『なんなのあの子達……!!』


これから私の心臓が持つのか、心配です。


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めい - うしさせがめっちゃ可愛いです///// もうリアルに弟がいるけど、センラさんみたいな弟欲しいです((((( これからも応援してます!!頑張ってください!!! (2019年1月1日 21時) (レス) id: 253b252723 (このIDを非表示/違反報告)
音恋&五月雨 - 続き気になります!更新頑張って下さい! (2018年8月7日 13時) (レス) id: 9a55362602 (このIDを非表示/違反報告)
★九尾★(プロフ) - めっちゃ面白いです!更新頑張ってください! (2018年7月19日 21時) (レス) id: 0ceb133c1e (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - みらいさん» 歌い手名にしない、というのも考えたのですが、歌い手様方も本名を明かしているわけではないですし、考えるのも気が進まなかったので歌い手名にさせていただきました。違和感を感じてしまうかもしれませんがご理解いただけると幸いです。 (2018年7月14日 20時) (レス) id: 5cf3c76087 (このIDを非表示/違反報告)
みらい(プロフ) - 普通に考えてセンラと姉弟なら弟を歌い手名で呼ぶ…? (2018年7月14日 0時) (レス) id: 55e82045e4 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2018年6月21日 22時

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