第197話 今までの旅 2 ページ33
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「わたしがキャプテンたちと出会ったのは、キャプテンたちが白恋中に士郎くんを探しにやってきた時でしたよね。」
「ああ！吹雪のシュートもディフェンスもすごかったけど、お前の分析力もすごかった！頼もしい奴が2人も仲間になってくれた、って思ったんだぜ！」
北ヶ峰に行った吹雪を待っていたら出会った鮮やかな青色のキャラバン。そこから全てが始まった。
「そこから京都に行って、木暮と仲間になったんだよな！」
「アツヤくんのシュートが止められて、わたしはここからが士郎くんの闘いの始まりだって思ったんです」
漫遊寺で出会ったのは悪戯好きの少年、木暮。それからイプシロン。それから──基山ヒロト。
物語が本当に動き出したのはここからだったのかもしれない。
「そしたら真・帝国なんてものが現れて…。」
「あの試合は、悲しい試合でしたね…。」
エイリア石に手を染めてしまった佐久間と源田。真・帝国の人たちも何か理由があって力を求めていた人たちだった。だけど、最終的にはみな自分の力でサッカーをすることを思い出し、エイリア石と決別できた。
「そこから大阪でリカと会って、地下修練場で特訓して、オレたちはイプシロンと引き分けるまでになったんだ！」
「…だけど、染岡先輩の離脱によって士郎くんの心はだんだん不安定になっていった…。」
大阪のトレーニングマシンに、力一杯バシバシとシュートを打ち付けていたアツヤの姿を思い浮かべると、千鳥は今でも心が痛んだ。
「それから福岡へ行って…わたしは、エイリアに攫われました。」
「お前を失った吹雪は、見ていてとても辛かったよ。」
「わたしはエイリアでチームの強化に当たっていました。士郎くんがつらいときに側にいなかったこと、今でも後悔と反省をしています。」
エイリア学園にいたときの記憶は今も完全に思い出したわけではない。それでも、エイリアの人たちの寂しそう瞳はしっかりと覚えている。
エイリアから戻ってくると、吹雪と風丸が倒れていた。握った吹雪の手の冷たさがいやに怖かった。
「それで、こんなときだからこそオレたちには豪炎寺が必要だと思って、沖縄に旅立ったんだ。」
「そこで綱海先輩にも出会ったんですよね。初めてこの目で見た豪炎寺先輩の迫力はすごかったです。」
だが、その豪炎寺が現れたイプシロン改戦で、ついに吹雪は壊れてしまった。
そこから吹雪は千鳥と共にベンチで皆の姿を見る日々が始まったのだ。
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いわき(プロフ) - 檸檬けーき。さん» 檸檬けーき。さん、コメントありがとうございます！とても嬉しいです！この小説はもう完結していますが、同じ主人公が出てくるアレス版の新作を書き始めましたので、良ければそちらもご覧ください(＊^^＊) (2019年10月18日 10時) (
レス) id: b59bbba1ca (このIDを非表示/違反報告)
檸檬けーき。(プロフ) - 面白いです！更新楽しみにしてます (2019年10月18日 5時) (レス) id: 31d6ef12c3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：いわき | 作成日時：2019年10月8日 0時
