年上彼氏の甘やかし方【志麻】

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揺さぶられる感覚で目が覚めた。



「ほら、こんなとこで寝とったら風邪ひくで〜」




『んー』




眠くて適当に返事を返すと
呆れ顔で起き上がらせられた。




「んーやなくて…髪も濡れたまんまやん。折角風呂で温まったのに湯冷めしたら意味ないやんか」




『いーのいーの。髪短いからすぐ乾くよ』




「よくないわ。乾かしたげるからこっちおいで」




志麻くんはドライヤーを取ってくると
カーペットをポンポンと叩いて
自分の前に座るよう促した。




『はーい…』



のそのそとそこへ移動して座る。




「髪サラッサラやなぁ」




乾かしながら志麻くんが言う。




『ブリーチしても傷まない優秀な髪だからね』




「俺とおんなじ髪質やんな」




『志麻くんも髪サラッサラだもんね。おそろだ』




「ふふ、せやなぁ。ほい、終わったで」




『ありがと』




「どーいたしまして。俺風呂入ってくるから、先寝ててもええけど…」



志麻くんはドライヤーが終わると
着替えを持って立ち上がる。



『んーん、起きとく。私も志麻くんの髪乾かしたい』




「いや、自分で乾かせるわ！w」




『えー、いいじゃん!彼女が乾かしてあげるっていってるんだよー?』




「わかったわかった。ほな任せるわw」




私の押しに負けた志麻くんがお風呂へ行くのを
見送って、私はゲームをして彼を待つことにした。







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