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貴方 side
ト「………」
ゾ「あれー??トントンさーん??もう無理なんスかー??」
コ「これ完全に潰れたな」
『クゥン(トントンさんが1ミリも動かない…)』
ゾムさんがトントンさんを連れて行ってからというものの騒がしさと食害に拍車がかかり
今ではトントンさんは大量の皿に囲まれながら机に突っ伏している
ト「……も、もう…無理……は、吐く……」
ゾ「え〜……トントンならもっと行けると思ったんやけどなぁ」
鬱「鬼か」
ゾ「じゃあハイ、大先生これ食べるな?」
鬱「鬼やったわ」
ゾムさんはトントンさんの腹の許容量が完全に限界だと分かるとまだ余っていた料理を鬱さんに渡す
いや、なんでだ
グ「絶句モノだな…」
コ「グルッペン、丼のちっさいやつ食べて腹いっぱいになる雑魚やもんな」
グ「ゾムよ!コネシマはまだまだ元気があるそうだぞ!」
コ「馬鹿野郎!!やめんかい!!」
ゾ「おっ、いいっすね〜!!」
コ「お前も来んな!!!」
『(この人たちよく漫才してるな…?)』
感心とも呆れともとれる感情に浸りながらも
自分のお皿に乗せられたご飯を食べきり、舌と前足を使い口周りを綺麗にする
ゾ「ほら〜!!まだまだあるで!!」
コ「やめんかい!!!あ!!Aにあげたらどうや?!!犬って飯好きやろ?!」
『っ?!(こっちに来ないでください?!)』
ゾ「え〜……??A〜いるか〜?」
コネシマさんが俺を持ち上げると目の前は晩御飯のありとあらゆる食材が皿に敷き詰められており、元々胃袋が普通な俺にとってはおかわりなんて全然いらない
匂いだけでもお腹がいっぱいになりそうだ
コネシマさんが早く食え!みたいな圧がくる、申し訳ないが己が一番大事なのである
フイッと首を反らす
『…っ(…ごめんなさい)』
ゾ「いらん言うとんな」
コ「いや!!Aはそんなもんやない!!!いけるぞ!」
何がいけるというのか
鬱「シッマお前…犬相手にそんなこと…ほんま心無いな」
コ「誰が心無いや、ちゃうんや俺はただAにやなぁ!」
ゾ「いやお前ほんま心無いなあ!」
コネシマさんがやいのやいの口答えしていると後ろから声が聞こえてきた
ロ「お前らやかましいで…?廊下まで声が響いとるわ」
ロボロさんだ
ゾ「あれ?なんかロボロの声がするけどどこにいるんや??」
コ「ほんまや?!どこや?!どこにいるんやロボロォ?!」
ロ「おぅ、急に仲良くなんのやめーや?!ほんで僕はここですぅ!!」
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ちくわ - すきーーーーーーー (2月20日 5時) (レス) @page33 id: fc78fe5922 (このIDを非表示/違反報告)
NUTS Y(プロフ) - 続きをお恵みください‼︎ (7月31日 0時) (レス) @page33 id: f725ce1dcf (このIDを非表示/違反報告)
なな - ありがとうございます!好きですっ! (5月24日 7時) (レス) @page33 id: 51edaae1da (このIDを非表示/違反報告)
ロア - こういうのを待っていた!! (2023年4月16日 16時) (レス) @page33 id: 4dffd0e6b1 (このIDを非表示/違反報告)
Iam猫(プロフ) - あ、ちゅき(遺言) (2022年10月6日 13時) (レス) @page32 id: 2a997d0ece (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:家畜 | 作成日時:2017年9月15日 11時