９８標的 皆で海にの段 ページ48
夏の日差しがカンカンに地面を照り付ける。
まさに、the夏! って感じだ。
私の耳には微かに波のさざめく音が届く。
そう、私は今海に来ているのだ。
何故私が海に来ているのかと言うと、京子ちゃんに誘われたからである。
花ちゃんは残念ながら用事で来れないようで、代わりと言っては何だが三浦ハルと言う京子ちゃんの友達が一緒だ。
「初めまして〜。私三浦ハルと言います」
「これはご丁寧に。私は秋月Aと申します。以後お見知りおきを」
「そんなにかしこまらなくていいですよ! あ、Aちゃんと呼んでもいいですか?」
「えぇ勿論。私もハルちゃんと呼んでもいいかな?」
「はひっ! 勿論ですよ〜! ハル、お友達が増えて感激です〜!」
そう言って可愛らしく笑うハルちゃん。
京子ちゃんとはまた違った可愛さがあるなぁ。
……こんな可愛い事一緒にいて刺されたりしないよね私。
そんな心配をよそに、私たちは着替え室に入り水着へと着替える。
私は無難にワンピースタイプの水着をチョイスした。
二人の中で一番髪の長い私は髪の毛をまとめてピンでとめる。
本当は前髪もあげてスッキリさせたいところだが、銀の瞳なんて人様に見せられるものではないため、左目を覆い隠すように垂らした。
「お待たせAちゃん!」
「待たせちゃってごめんなさい!」
「ううん、私も今着替え終わったからそんなに待ってないよ……じゃあ皆の所に行こうか」
そう言い、私は荷物が入った手提げを持って二人と着替え室を後にして、他の皆の所へと急いだ。
ちなみに他の皆と言うのは勿論沢田君達のことである。
着替え室を出て彼らのもとへ歩いていると、周りの人の声が凄かった。
「あの二人ちょー可愛くない?」
「雑誌モデルとかかな?」
「声かけてみようぜ」
なんていう声が主に男性から聞こえてくる。
まぁ確かに、京子ちゃんもハルちゃんも女の私から見てもすっごい可愛いからソレは否定しない。
だが……。
「二人はめっちゃ可愛いけど、後ろの子は……なんか普通だな」
「あぁ、普通だよな」
「普通過ぎて逆に笑えてくる」
なんていう声が私の耳に届いてくる。
確かに、私は自分でも可愛いなんて思ってないし、京子ちゃん達に比べたら下の下だけど……そんなに言うことないでしょうに。
何が笑えてくるだよ! 全然笑えねぇよ!!
なんてことを心で思っていたせいか、京子ちゃん達に心配されてしまった。
いけないいけない! ちゃんと楽しまないと!
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長月シキカ(プロフ) - ニャン将さん» コメントありがとうございます! リクエスト通りに書けたか心配してましたが、ニャン将様に喜んでいただけて私も心から嬉しく思います!! これからも頑張りますのでよろしくお願い致します_(._.)_ (2017年1月26日 12時) (
レス) id: 638c65a19d (このIDを非表示/違反報告)
ニャン将(プロフ) - 長月シキカさん» 読ませていただきましたああぁぁあ! もうなんと御礼をもうしたらいいか分かりません!! これからも応援させていただきます! (2017年1月26日 1時) (レス) id: f1e49753f8 (このIDを非表示/違反報告)
長月シキカ(プロフ) - ニャン将さん» リクエストされていたお話が出来ましたので閲覧していただければ幸いです＾＾ (2017年1月19日 20時) (レス) id: 638c65a19d (このIDを非表示/違反報告)
ニャン将(プロフ) - ありがとうございます！楽しみにしてます! (2017年1月11日 18時) (レス) id: 74292a2e84 (このIDを非表示/違反報告)
長月シキカ(プロフ) - ニャン将さん» コメントありがとうございます! ニャン将様のリクエスト是非受けさせてもらいます＾＾ 話しの都合上番外編として書かせていただきます。 リクエストありがとうございます_(._.)_ (2017年1月11日 18時) (レス) id: 638c65a19d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：長月シキカ | 作成日時：2017年1月6日 22時
