シャル兄の昔話 ページ29
コンコン
「A、はいるよ？」
シャル兄の声だ。
「どうぞ〜」
ガチャ
「具合はどう？」
「だいぶ良くなったよ＾＾ごめんね、心配かけちゃって・・・」
はい、やっぱりしっかり風邪ひきました！←
「本当だよ、もうAは・・・」
そういって私の頭をなでてくれた。
少しの沈黙の後口を開いた。
「僕の昔の話、してもいい？」
「うん」
「僕、小さい頃にすごい熱がでたらしいんだ。覚えてないんだけどね」
みんなの中では体弱い方だったからね、と苦笑するシャル兄。
流星街にいた頃かな？
「それで、クロロが薬盗ってきてくれて無理矢理飲ませたらしいんだけど、効果なくてね」
「うん」
「それどころかますます酷くなって、死にそうになっちゃったんだって。それで、ウボーとノブナガ・・・あぁ、蜘蛛の仲間ね。その2人が僕のお墓立てようとして、それをフィンクスが止めて、最後には泣きながらの殴りあいになっちゃったんだって。おかしいでしょ？」
シャル兄の笑う声が聞こえた。私から顔はみえないけど、きっと困ったような嬉しいような顔をしているんだろな。
私もつられて笑った。
「なんだかみんならしいね、殴りあっちゃうなんて」
「目がさめた時、3人の顔ぼこぼこなんだもん、びっくりしたよ」
私はその光景を想像して、また笑った。
ひとしきり笑ったあと、冗談と少しの期待をこめて言った。
「でも、それだけみんなに大切に思われてるんだよ。すごいことだよ？・・・もし私がそうなったら、みんなはお墓たててくれるかな？」
少しの期待があったから、この返事はすごく重く感じた。
「立てるわけないよ」
「・・・そっか」
いかん、泣きそう・・・私は壁に向かって寝返りをうった。
「そんなことじゃ、Aは死なないよ」
「・・・へ？」
「僕がその病気を治す薬をつくる。
だからAは死なない。
ほら、お墓なんていらないでしょ？」
「そう、だね」
さっきとは違う意味で涙がでてきた。
「ありがとうシャルに「「「「ただいまーー！！！」」」」
「A大丈夫！？とりあえずフルーツらへんとか色々盗ってき・・・て泣いてる！？」
「あ、シャルいけないんだー女の子泣かせちゃった」
「いや違うよ！？ねぇA、なんかいって！？」
「・・・そうだね、(ある意味)シャル兄のせいかも」
「お前の勇気・・・尊敬するよ」
「ありがとフェイでも嬉しくない！！！」
私はそんなみんなをみて、なんだか嬉しくなった。
ラッキーアイテム
革ベルト
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しーか(プロフ) - 更さん» 初めまして！もちろんいいですよぅ( ´ ▽ ` )ﾉ私も蜘蛛大好きです！！全員まんべんなく好きです！！！笑 (2013年4月5日 19時) (
レス) id: f11f16b710 (このIDを非表示/違反報告)
更(プロフ) - 初めまして、更です。蜘蛛が大好きです><友希って良いですか？ (2013年4月5日 19時) (レス) id: e7f72bc0f5 (このIDを非表示/違反報告)
しーか(プロフ) - あや★さん» ありがとう(=ﾟωﾟ)ﾉ！コルトピ好きだあぁあ！！！← 時間できたら3DSで日記送るね！ (2013年3月18日 7時) (レス) id: f11f16b710 (このIDを非表示/違反報告)
あや★ - トリップ最高ーーーーー！！！！！！！！！！！！コルトピ可愛いな//// (2013年3月18日 0時) (レス) id: d52d78e0c9 (このIDを非表示/違反報告)
リルアージュ - よっしゃ (2013年1月31日 19時) (レス) id: 9112ce0c52 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しーか | 作成日時：2012年9月1日 14時
