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5, ページ6

「ああ、そうだよ。......」



「え、むりッ!!」



「?何でだよ。どうせ暇だろ、放課後。」



「っ、将来約束されてるような男バレの人たちと違って、こちとら勉強しなきゃ大学行けないの!!」





じゃあねっ!と吐き捨てるように告げて、早足で立ち去る。



英太が呼び止めてるけど無視無視!





それに、男バレって、牛島いるじゃん…。あいつスタメンでエースでしょ?関わらないほうが難しいじゃん......。





ードン!!





「わっ......!!」





デジャブ...



階段の方へ曲がろうと思ったらまた何かにぶつかる。



これまた例のごとく"何か"は私の腕をつかんでひとこと…





「大丈夫か、A。」



「う、うん…大丈夫。」





噂をすれば影ってやつ?





「若利!」



「む?瀬見。」



「げ、英太。」





逃げたくても牛島に捕まっているので逃げられない。





「何かあったのか?」





駆けてきた英太に不思議そうに尋ねる。





「いや、マネージャーの件でな、こいつに頼もうかと思って…。」



「ほう…。」





牛島は心なしか興味深そうに声を漏らす。



いやいや、ねえ......?いくら告白されたからとはいえ…。





「でも、断ったの。」



掴まれたままの腕を外してもらいながら言う。





「............そうなのか。」





............なに?いまの間は…。





「私も一応受験生なの。牛島や英太みたいに頭いいわけでもないの。」



「いや、それはお前嘘つけよ。」



「......とにかく、この話は受けられない。」





パンパンとスカートの埃を払って、鞄を肩にかけなおす。





「そうか、それは残念だ。気をつけて帰れよ。」





ーポンっ





え............?



私の頭に乗った大きな温もり。





すぐに離れたそれは牛島の体の横で揺れている。





「残念だ。」と言った時の少し細められた目が、落ち着いた声のトーンが、頭に乗せられた手の感触が、温もりが、体中に残っている。









なにこれなにこれなにこれ......!!





ートックントックン…





知らない、こんなの知らないよ......

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紫癸(プロフ) - 千弘さん» 遅くなってしまい申し訳ございません!ありがとうございます!至らない点ありますがどうぞよろしくお願いします!! (2018年1月23日 17時) (レス) id: a874f4c2b5 (このIDを非表示/違反報告)
千弘(プロフ) - めっちゃ面白かったです!次続編読むので楽しみです!! (2018年1月11日 10時) (レス) id: 99ade87467 (このIDを非表示/違反報告)
紫癸(プロフ) - 蒼生さん» ご指摘ありがとうございます!すぐに修正いたします。 (2017年3月15日 17時) (レス) id: 87abf74f68 (このIDを非表示/違反報告)
蒼生(プロフ) - あと、マネージャーを紹介する場面でも、夢主の苗字が変換されません (2017年3月15日 17時) (レス) id: b4dfbbc7a2 (このIDを非表示/違反報告)
蒼生(プロフ) - 三年生雑談会2が、友達役のこの名前が変換されなくなってますよ (2017年3月15日 17時) (レス) id: b4dfbbc7a2 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:紫癸 | 作成日時:2016年12月19日 21時

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