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story56 ページ10

赤「あと少しで理科室に着くから、もう少し我慢してくれ。」


カラフル集団等の頭部を思い出していた私の方に、顔だけ向けてつぶやく。


その赤司の顔が、心なしか寂しそうに見えたのは気のせいだろう。

もう理科室が見えているというわけでもないのに、私の走るスピードが落ちたと感じるのもきっと・・・


絶対、気のせいだろう。


*

そうこうしているうちにやっと、『理科室』と書かれたプレートが見えてきた。


ドアのところに『クイズラリー、第2ステージ、←』と、3行にわたって書かれた、カフェの入口によくあるちっちゃい黒板みたいなのが置いてある。


そこに近づくに連れて走るスピードが落ちていく、それに比例するように、

握った手もゆっくりゆっくり離れていく。


・ ・ ・本当変だな、私…


赤「ふぅ…、開けるよ?雪平。」

雪「ああ。」


―ガラッ

―スッ


雪「っ・・・?」


・・・何でっ、なんで・ ・ ・?


赤司がドアを開けたと同時に離れた手に、心に冷たい風が吹いたように感じた。


何なんだよ・・・


それじゃまるで、まるで・・・


赤「雪平、大丈夫かい?」

雪「…っ!あ、うん。」


赤司の声ではじかれたように顔を上げ、離した時のまま固まっていた右手に、左手でそっと触れて下げ、理科室へ入る。

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設定タグ:黒子のバスケ , 赤司征十郎 , 紫癸   
作品ジャンル:恋愛
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紫癸(プロフ) - 杏(黄瀬、黛ファン)さん» はい。続編よろしくお願いします^ ^ (2015年9月26日 17時) (レス) id: 87abf74f68 (このIDを非表示/違反報告)
杏(黄瀬、黛ファン) - いえいえ、厚かましくなんかないですよ…。では、また今度にでもボードに行かせてもらいます。┌(^р^┐)┐ では、此から続編読みに行くんで…。では、 (2015年9月25日 0時) (レス) id: 430fe28908 (このIDを非表示/違反報告)
紫癸(プロフ) - 杏(黄瀬、黛ファン)さん» いえいえ^ ^毎回暖かいコメントをありがとうございます。何だったらボードに来て頂ければ、有り難く返信させていただきます。私も沢山お話してみたいです…すみません、厚かましい事を言いました…。これからもどうぞ応援よろしくお願いします^ ^ (2015年9月22日 23時) (レス) id: 87abf74f68 (このIDを非表示/違反報告)
杏(黄瀬、黛ファン) - 追加。スミマセン本当に毎回書きたいことが多くて、でも文字数に限界があり。あ、それで書きたい事は「続編おめでとう御座います」と言う事です。本当にこの小説の赤司君大好きで私の書いてる赤司君とは違い赤司君の魅力が上手く引き出されてて…あ、また文字数が。では (2015年9月22日 21時) (レス) id: 36fa984ab5 (このIDを非表示/違反報告)
杏(黄瀬、黛ファン) - ども杏で御座います。読みました!本当に大好きです!特に文の書き方が!早く私も占ツクで小説書きたい。その願いはいつ叶うのやら。あ、スミマセンお久しぶりです。えっとあの((ryスミマセン…コミュ障なもので。まぁ気をとり直して更新頑張って下さい! (2015年9月22日 21時) (レス) id: 36fa984ab5 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:紫癸 | 作成日時:2014年12月5日 20時

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