楽曲27 ページ30
私は今みんなにちょっとしたおやつ作りをしてます。
キッチンに今いるのは国広くんと燭台切さん、歌仙さんと私。
私は、洋梨のタルトとアップルパイを作ってた時は
めちゃくちゃ見られてたよ。うん。
燭台切さんは西洋系のお菓子に興味深々だし…
あ、アップルパイはもうオーブンに放り込めば良いだけ。
パイ生地は一から作りましたよ?
孤児院や家族で一緒に作ってたし…
何よりお母様とお姉ちゃん、音色にお菓子は仕込まれてるから自信ある。
今は、洋梨のタルトに使うカスタードクリームを作り終えたから粗熱を取ってる所で序でに言うとタルト生地も焼きや上がってるのでそれも同じく粗熱を取ってる。
洋梨のコンポートはもう出来てるので待ち時間が暇な感じになった。
堀川「そういえば、剣術、出来たんだね?」
『あー、はい。お師匠様からそれなりに中学の頃に教わりました。後は一応って合気道と柔道類も。護身術は身につけて置いた方が良いって。実際、結構役立ちますし…』
燭台切「あはは…あれだよね?新入りの長くんを打ち負かしたって話だっけ?」
『打ち負かすつもりは無かったんですが…久しぶりに本気目のお手合わせが出来ましたね。』
歌仙「本気目…?しかも久々!?み、雅じゃない…君の服装は西洋のお姫様らしい服装なのに…あー、でも立ち居振る舞いは綺麗だよね」
『まぁ、ゴスロリやロリータ、後はスチームパンクと呼ばれるファッションはその世界観を守るのが礼儀…みたいな所が有りますし。ゴスロリならではの歩き方とか、表情や仕草もあって…慣れてない人が着てると服に着られてる感しか無いですし…私はお母様達が好きな服を着て良いって言ってくれて買って貰ったり、作ったりもしてたから…。まぁ後はバンド活動の時に着るので。慣れました。ていうか、ゴスロリが1番好きな服装です!後、私は守られるだけのお姫様になるなんてごめんです!』
堀川「そうなの…?」
『なんか私だけ役に立てないのは悔しいし、守りたい人を守れないのは嫌だから?』
歌仙「なんで疑問符がそこで着くんだい?」
そんな話をしてると私の端末が鳴った。
音色からだ。
メールには【そっちには馴染めた?貴女が居ないとお茶を飲むのが寂しい。そうそう、今度の新曲のデモも添付したから…聴いて?一応作詞はAだから。ベースのタブ譜と曲全体の楽譜も添付したから】
そんないつも通りのメール。
私は3人に少しだけデモを聴いても良いか許可を得てからそのデモを聴いた。
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