楽曲22 ページ25
気持ちのいい朝日で私は目を覚ました。
伸びをして、朝の支度をする。
今日は黒の教会風のワンピ。
髪の毛は下ろして右側にワインレッドのリボン。
両耳にお気に入りのピアスをつけてから、ある事に気がつく。
左耳のホールがもう塞がってる…。
と言う事で。
新しいホールにお母様達からの絆の証を着ける。
パーカーを着てミュージックプレーヤーをポッケに放り込んでお気に入りのヘッドホンから音楽を流す。
ブルーのコード、ビビッドピンクの本体。
一目惚れして初めてのお給料で買ったヘッドホンでコードは本体から取り外し可能。音質、つけ心地も共に1番。
そのまま紅茶を淹れ、スコーンを食べながら今日までの締め切りの仕事はないと思い出した。
ポストには、もう昨日の書類は無くなっていた。
代わりに受理したと学校からの連絡があった。早いな…。
そんな時、誰かの訪問のベルが鳴った。
私はヘッドホンを首に下げてドアを開けると山姥切くん?ともう1人の山姥切くんがいた。
私は、国広くんの兄弟の方を山姥切くんと最初に紹介された時に呼んでいるのでそのままだ。
もう1人の方は長くんと呼ばせていただいてる。
朝早くからなんだろうと思ったら、
長「朝早くに済まない。俺が本歌だと言う差を見せるために、刀の扱いの手解きを貴嬢にと思ったのだ。大丈夫だ。偽物くんとは違って俺は教えるのも上手いからな。」
山姥切くん目を向けるが何故か逸らされた。
正直、今更感しか無い。
しかし…彼らは刀の付喪神。
私なんかより断然強いだろう。久しぶりに手合わせしたいと思ってしまった。
『えと、私で良ければ…。でも基礎からは大丈夫です。手合わせ、よろしくお願いいたします…!』
そう言いながら頭を下げると2人は目を見開いた気配がした。
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