楽曲13 ページ16
私は本丸の宴の席に案内さる途中、少し自己紹介がされた。
先程出会った方達の名前と所属部隊。
お兄曰くこの2つの部隊は自慢の精鋭部隊だと言う。
各自の名前を私は覚えるように聴いていた。
元々記憶力が良い…というより映像記憶能力があるので、そこまで苦労はしなかったが。
お師匠様の中には剣術を教えてくれた人も居た。
その人の友達…?が大の日本刀好きだったので日本刀の本を借りて読んでいた時期もあったからいくつか知ってる名前も…というか、全て本で読んでいたから知ってる名前だ…。
第1部隊、隊長山姥切国広、隊員、三日月宗近、髭切、膝丸、大典太光世、骨喰藤四郎、
第2部隊、隊長、和泉守兼定、堀川国広、薬研藤四郎、蜻蛉切、陸奥守吉行、鶴丸国永。
この計12振りがお兄の精鋭部隊。
私を気にかけてくれるのは堀川国広くんと和泉守兼定さん。宴の準備がまだ終わってない?らしくて案内ついでに私にとてもよく話しかけてくれる。ノアチルの事を知ってたのは驚いたが。
『あの、沢山、私なんかの為にノアチルの事も話してくださってありがとうございます…?あと、間違いじゃなければ、なんですけど…和泉守兼定さんは刀工は兼定ですよね?堀川国広くん…?は堀川の派刀…お二方は新撰組土方歳三さんの刀…であってますか?』
すると2人?2振り?はびっくりして和泉守さんが「良く知ってるな〜!それに主が妹って可愛がるだけあって可愛いじゃねぇか!そう、俺は新撰組副長、土方歳三の愛刀!カッコよくて強い最近流行りの刀だぜ!俺の事は国広と同じ様に呼んでくれて構わねーぜ?」
堀川「兼さんずるいよ!僕も、国広って呼んで!堀川国広って長いしさ?後、僕も兼さんと元の主が同じだけど、今の主さんに全力で尽くすって決めたんだ!まぁ、国広だともしかしたら、他の兄弟が反応するかもだけど…」と苦笑いをした
私は第1部隊の隊長を思い出したけど、他の兄弟という事に違和感があった。
『お言葉に甘えて、国広君…?と兼さん、改めてよろしくです。国広君はもしかして山姥切さんの他にも兄弟が居るの?』
そう聞くと驚いた?みたいで、2人で顔を合わせてどうしてそう思ったのか言われた。
『だって、【他の兄弟】って違和感があるから。もし、国広君と山姥切さんは2人兄弟だと仮定したら可笑しいなって。多分、2人兄弟の人達は膝丸さんと髭切さんじゃない?膝丸さん、髭切さんの事を兄者呼びしてた…』
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