楽曲9side本丸 ページ11
あの放送が終わって、この本丸の全員がノアチルのファンになった。
そして、俺はある可能性を考え主に質問していた。
加州「主、もしかしなくても、主なんじゃないの?Aと約束したお兄さんって。Aがお兄ちゃんが迎えに来ないから寂しいけど、私が有名になったらきっと見つけてくれるの信じてるの!って言ってたし…あの時、明らかに動揺してた。」
俺は主には悪いけど少し鎌をかけた。
審神者「いや、そんな訳ないじゃないですか!そもそも、その子はその人をお兄ちゃん呼びしてるんでしょ?なら私じゃないですよきっと!私にも確かに妹みたいに可愛がっていて兄として必ず迎えに行くと約束した女の子が居ますが、あの子と似ていただけで、その子は私をお兄って呼んでたので!」
…やーっぱりじゃん
加州「主、ごめん。俺、嘘ついた。Aはそのお兄ちゃんの事をお兄呼びしてるんだ。あの子は過去に色々トラウマがあったみたいでぶっきらぼうで淡白な感じなったみたいなんだけど。それに主は政府と契約時に落ち着いたらその子を迎え入れるって契約してるよね?多分、政府は探したけど孤児院は潰れていてその後の子供達の行方はわからなくて迎えに行けなくなった…って感じ?流石に政府でも、重要事件のは管轄外だし…そもそも、時の政府自体秘密だから表立ってってのは出来ないだろうしね。」
そういうと主はぼちぼち話し始めた。
纏めると、Aは今のバンドで活動している事が1番の幸せだと思ったらしい。それに、バンドのメンバーにも家族の様に気を許している事もあるし時間も経ち過ぎてるので名乗り辛いと。
俺は前もってこんのすけに知らせたが正解だったって思いながらあと後は彼女の意思でこちらに来るかどうかの選択だ。
もちろん、彼女には家族がいる。
でも、主が1番の家族なんだよ。Aにとっては。それに、Aならバンド活動はしたいって思ってたからそのことの配慮もこんのすけに政府と交渉するように言った。
とりあえず、主には。
加州「まぁ、こんのすけに頼んだから。色々。俺だって無理やり連れてくるのはするつもり無いし、政府にはAがバンド活動をしたいなら、出来るようにしてって言った。でも全部の選択権を決めるのは絶対Aって言ったから。後はA次第。主はさ。何年も待ってるAの気持ち、少し考えなよ。」
そう言って部屋を出た。
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