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【壁の先】2 ★ ページ31

「う…あ。」

やばい…腰にくる。
力が抜けて、自分の身体も支えられなくなり、そのままAに覆い被さってしまった。

「気持ちいい…?」

「…かなり。」

つか、キスしながら狐耳責めとか…どこで覚えたんだ。

「じゃあこっちは?」

「ひゃっ!」

不意にAの手が俺の背中を通ってお尻へと移動した。
そして、あれだけ避けていた尻尾をぎゅっと掴み、感触を確かめるように何度も撫でられて、冷や汗と共に全身が毛羽立つ。

「ふわふわだ…。」

「だっ…だめだってば…。」

つか腰が!熱を帯びて前の方に…。

「そんなパジャマ、脱いじゃいなよ。」

「Aさっきから大胆だな!」

さらにすごいことを言われて、思わず場違いな声のトーンになってしまった。

「……。」

なぜか返事をしないA。
おかしいなと思いつつ、様子を伺うと…。

「あ…れ?」

めちゃくちゃ顔を真っ赤にして、そっぽを向いていた。

これ…ひょっとして照れてる?
まさか、言い出しっぺの自分がリードしなきゃって思っていたのだろうか。

「えと…脱ぎたくなかったらいいけど…。」

「……。」

その瞬間、一気に自分の中で何かが覚醒した。
バカか俺は。Aの気持ち、なんも分かってなかった。

自分の思い出作りに協力してる、みたいに思っているとしたら、それは大きな誤解だ。

「次…どうすればいいかな…。」

小さな声で呟いたその唇をじっと見つめる。
そして身体を起こし、自分の着ている長袖のシャツを脱いだ。

「羽生くん…。」

「脱がすよ。」

そしてAの身体から、身につけているものを優しく剥ぎ取っていくと、前に一度見てるとはいえ、明るい室内にAの素肌が目に眩しく映る。

「は、羽生くん…!」

「ちゃんと見せて。」

次に、隠せないように両手首を掴んで自分の身体を密着させてゆき、まず首筋を…なめた。

「ひゃっ!」

ぎゅっと目を瞑り、肩をすくめるA。

「言っとくけど、今日はお酒は飲んでません。」

「し、知ってるし…。」

あの時と絡めて場の雰囲気を和ませてみるけど、冗談はこれが精一杯だ。

そして俺はふっと笑って告げた。

「A…愛してる。」

今この瞬間。誰よりも君を。





.
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未成年の方はそのまま次のお話へお進みください。

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鹿(プロフ) - 心菜さん» きっといつか喜びの涙になりますって^^羽生さんも人間なんですよ。神や聖人君子でもないから。きっとまた笑顔で試合に出てくれますって^^ (2019年12月26日 16時) (レス) id: ac41a7df10 (このIDを非表示/違反報告)
鹿(プロフ) - みなみさん» 残念だったけど、それで何かが変わることなんてない。ましてや応援する気持ちは増すばかりです!たくさんツイートが流れる中、どれが本当なのか分からないのに、よく想像でそんなことが言えるなと思うことばかり。つくづくツイッターは発言する場所ではないと思います^^ (2019年12月26日 16時) (レス) id: ac41a7df10 (このIDを非表示/違反報告)
心菜(プロフ) - 男子SP ,MOI 参戦の為、今ごろでごめんなさい。主人公ちゃん幸せそうで良かった(///∇///)まだ感情が元通りではないので、つい涙が( ;∀;) (2019年12月26日 13時) (レス) id: 15da2c977a (このIDを非表示/違反報告)
みなみ - 全日本、女子も男子も後半は応援に熱が入って疲れました。SPの駿くんもよかったけど、FSの鍵山くんに大興奮してしまいました!素人目にも上手い!と思いました。そしてゆづのあまりのボロボロな様子・・・。EXで笑顔が見られてホッとしました。お疲れ様でした。 (2019年12月25日 0時) (レス) id: e2f297e7a8 (このIDを非表示/違反報告)
鹿(プロフ) - みなみさん» 羽生さんのスケートは見てて本当に緊張する^^;やっぱりしょーまさんがいなきゃつまんないですね!ほかのみんなはミスが多かった。駿くん、羽ばたいてほしい!後輩もっと育ってほしいな〜^^ (2019年12月21日 7時) (レス) id: ac41a7df10 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:鹿 | 作成日時:2019年12月3日 16時

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