【昌磨の決断】5 ★ ページ17
★ゆづサイド
午後からも一人黙々と仕事をしていると、まっちーが東の関所から戻ってきた。
そして開口一番、少し険しい表情と共に俺に伝えてくれたことは、驚くべき事実だった。
「王子、眠りの国の王子は今、この国に入国しています。」
「え！」
まさか！
「しかも、コウノトリの視察後の春先から、すでに三回も長期滞在していることが分かりました。」
「嘘…。」
ペンを持ったままのけ反るように固まる。
つか今現在この国に来てるなんて…。しかも過去三回の長期滞在？
勿論こちらから呼びつけたりはしていないから、これは確実に昌磨の意思だ。
「王子には何も連絡はありませんか。」
「ないわ…なんもない。」
首を横に振りながら答える。
つか来てるならなぜ俺に会いに来ないんだ。
それなりに滞在場所だって必要だし、そもそも何しにこの国へ…？
「それともう一つ。今朝お城のリンクでスケートの練習をされていたそうですよ。」
「はぁ？！」
今朝と言うことは、一般開放時間中…。
「これは複数の目撃証言があります。」
「ちょ、まだお城にいる？！連れてきて欲しいんだけど！」
すがるように手を伸ばして、まっちーに頼む。
昌磨がこの国にいるとあれば、手紙の信憑性についても話をしなければいけない。
「そのつもりですので、今城内、城下とも内密に捜索中です。」
「そ、そうなのね。」
では見つかるのも時間の問題か…。
少しほっとしつつ、脱力感から思わず机に突っ伏す形になる。
でもこれでようやくあの手紙について少し理解できた気がする。
つまり何度も昌磨が自国からいなくなってるのが、俺のせいだと思われてるかもしれないってことだ。
留まらせるなとか呼びつけるなとか、俺をだしにして外出してる可能性が高い。
あいつ…一体何て言ってこの国に来てるんだ。
なんだか面倒なことになったなと思いつつも、今は昌磨が早く見つかるよう、願う他なかった。
数時間後。
早馬からの連絡で、昌磨を城下の宿屋で確保したとの知らせを受け、一人執務室で当人を待つ。
そしてさらに数十分後、まっちーに連れられて執務室へやって来た昌磨をひとまずソファーへと促すのだが…。
普段とさほど変わらない様子にこっちが拍子抜けするけど、とにかくまずは手紙について問いただしたかったので、向かい合わせに座ったまま例の手紙を差し出す。
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鹿(プロフ) - 心菜さん» お話しに触れていただいていありがとうございます！ちょこちょこ休憩的な話を挟んでしまうがゆえに、とても長くなってしまうという…。次移行なので、またよろしくお願いします！！私は神戸インだよ！！ (2019年4月23日 18時) (
レス) id: ac41a7df10 (このIDを非表示/違反報告)
鹿(プロフ) - みなみさん» もうトロントへ帰ってそうですね＾＾でも乙女だったなあ〜。いろいろ乙女だった。今度はいつ会えるのでしょうか。ショーには出てくれるのでしょうか！あ〜仙台行きたい！ (2019年4月23日 18時) (レス) id: ac41a7df10 (このIDを非表示/違反報告)
心菜(プロフ) - 王女ちゃん1人でのお参りでも、国民の皆さんに喜んで貰えて良かった(^-^)色々応募しても何にも当たらない私ですが、1日乗車券は御用意頂けました。そしてFaoi幕張土日参加です (2019年4月22日 20時) (レス) id: 15da2c977a (このIDを非表示/違反報告)
みなみ - ニュースで笑顔が見られましたね。束の間の実家滞在になるのかな。帰国している間にいろんなお仕事が詰まってそうですもんね。とりあえず、いい表情だったなと思いました。ここのところ情報チェックする余裕があまりなく、乗り遅れています。ゆづが元気ならそれでよし。 (2019年4月20日 23時) (レス) id: 42f93678ff (このIDを非表示/違反報告)
鹿(プロフ) - みなみさん» そんなに壮大な話にはならないんですけどね。ちょっと昌磨さんの話を書きたかっただけなのに、変な方向にいってしまって＾＾；これが終わったら試合です！ご本人はもう仙台についたかなー？！ (2019年4月18日 17時) (レス) id: ac41a7df10 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：鹿
| 作成日時：2019年3月18日 19時
