【ティーパーティー】4 ★ ページ15
その後、佳菜とAはいたくクワドくんが気に入ったようで、俺が止めるのも聞かずに少し離れた芝生で仲良く餌をあげ始めた。
まぁこれだけ人になついていれば大丈夫かなと、遠巻きに見ながらもだんだん安心感が増してゆく。
「見てよゆづ!お手したよー!」
特に佳菜は遊ぶだけでは飽きたらず、なんと芸を仕込みだした。
それには苦笑いしつつ、とりあえず手だけ振っておく。
「ねぇ、ゆづ。」
不意に向かいに座っている美姫さんが、頬杖をついたままめんどくさそうに話しかけてきた。
「なんスか。」
「なんかさ。ゆづの波長が前と違う気がするんだけど…。」
「はい?」
波長って…。一体何のことを言っているのやら。
「うーん…上手く言えないんだけど、明らかに何かが増えてるっていうか。」
テーブルに半分突っ伏しながら訳の分からないことを言いだした。
「変なこと言わないでよ。一年ぶりだからじゃない?」
もうお腹がいっぱいでテーブルのお菓子に手も伸びないなと思いつつ、自分もまた頬杖をつく。
「なーんか落ち着かないなぁ。しかもさっきから見張られてるような気もするし…。」
そう言って辺りを見渡す美姫さん。
あ、そうだ。ここへ来てからずっとフェイにそれとなく監視させてるんだった。
「き、気のせいでしょ。」
色々と心当たりを思い出して、一気に変な汗がでる。
「獣の臭いもするし…。やだやだ、クワドくんに何もなきゃいいけど…。」
ぶるっと身体を震わせながら自らの肩をさする。
やば…。美姫さんに俺とフェイの契約とか、刑事との結婚が感づかれたら、とても厄介だ。
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鹿(プロフ) - suzuranさん» 最近お話がぽんぽん進んでしまうので、ゆっくり更新したいのですが、ここで止めると怒られそうで、いつもついつい更新してしまいます^^;書きたいことがはっきりしている時はたくさん進むんですが、一区切りついてしまうと難しいですね。 (2019年1月2日 20時) (レス) id: 73ad5e2308 (このIDを非表示/違反報告)
鹿(プロフ) - るりさん» 誰もが羽生さんの幸せを願ってる^^それはまだ結婚とかではないのかもしれないけど、いつかは結婚して欲しいなあ〜と思いながら日々書いています。主人公との再会はもう少しあと…かなあ? (2019年1月2日 20時) (レス) id: 73ad5e2308 (このIDを非表示/違反報告)
suzuran(プロフ) - あけましておめでとうございます! たくさんの更新ありがとうございます(^^) ゆっくり気長に4A待ちましょう! 予想の斜め上を行くお方ですから、今年もたくさん驚かされるんだろうなぁ。 (2019年1月2日 8時) (レス) id: 4f2407ab74 (このIDを非表示/違反報告)
るり(プロフ) - あけおめです!魔王に乗っ取られなく一安心。王子と主人公ちゃん再会できてないんですもんね。早く安心できるといいなぁ。更新早くて嬉しいです。寝る前に読むのが楽しみです(^^)/今年も羽生さんにとって幸せになる年になることを願います! (2019年1月1日 22時) (レス) id: 9a360f115b (このIDを非表示/違反報告)
鹿(プロフ) - みなみさん» 昨年はたくさんのコメントありがとうございました!とても励みになりました。最近オリジン脳になってて、もうアニメキャラのようになっています^^;このお話が終わったら…どうしようかな〜〜 (2019年1月1日 15時) (レス) id: 73ad5e2308 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:鹿 | 作成日時:2018年12月6日 17時