【カブトムシ】8 ★ ページ22
「俺も。全く同じ事思った。」
ありがとうの気持ちをこめてそのまま頬にさらっとキスをする。
そしてソファーにちゃんと座り直して、もう一度Aを強く抱きしめた。
「ゆづさん…？」
「A、俺のところに来てくれて本当にありがとう。」
Aの耳元でそう囁いて目を閉じる。
こんな寒い国へ嫁ぐことを快く承諾してくれて。また、文句も言わずに俺と一緒になってくれて、感謝してもしきれない。
「私の方こそ、受け入れてくださってありがとうございます…。」
改まって言うのも恥ずかしいけど、ここはちゃんと確かめ合っておきたかった。
「愛してくれてありがとう。」
氷の国と太陽の国は本当に遠い。
そんな中、出会えたことに素直に感謝したい。
「こちらこそ…。いつもたくさんの愛を、ありがとうございます。」
Aとは、本音で話ができるからこそ分かり合える。
くだらない妄想で人を傷付けたりするような人間じゃないことは、この数ヶ月の結婚生活で嫌というほどわかってる。
この子と。
夫婦になれてよかった。
「そだ。ちなみに太陽の国からは定期的にパイナップルをもらうことにしたの。」
過去の話はもういいかと思い話題を変えると、Aが首をかしげた。
「パイナップル？」
「氷との交換条件。これで国民のみんなもいつでもパイナップルが安く食べられるようになるよ。Aだって故郷の味が恋しくなる時あるでしょ。」
今この国では、パイナップルは王族か一部の富裕層しか手に入れることが出来ない。
そしてその値段はべらぼうに高いのだ。
それを自由に手に入れることが出来ればきっとみんな喜ぶだろうし、太陽の国とのパイプを繋いでくれたAに感謝するはず。
それにA自身も、パイナップルを気兼ねなくいつでも食べられるようになる。
「ゆづ王子…。」
一瞬驚いた表情を見せた後、急に泣きそうな顔になるA。
「嬉しくて泣いちゃう？」
「……。」
少しだけ滲む涙をぬぐって、うんうん。と何度もうなずいている。あ、本当に泣かせちゃったか。
「泣くほどのことでもないでしょ。佳菜もかき氷のトッピングとして気に入ってたし。」
えへへ。と照れ隠しをしながらAの頭を撫でて。さぁ俺もとりあえず風呂入ろうかと、ソファーから立ち上がる。
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鹿(プロフ) - 心菜さん» 羽生さん大変＾＾；でも、若いから大丈夫っぽい！金沢の楽はいろいろ変なことがあったけど、本人でもないのに、なんでそんなに想像するのかな〜という感じ。ま、こんなん書いてる時点で私が一番アウトですけども！ (2018年6月5日 17時) (
レス) id: 73ad5e2308 (このIDを非表示/違反報告)
心菜(プロフ) - 神戸、静岡はアーティストが代わるので別プロですね。7/1がFaOIオーラスで翌日授賞式。忙しい〜(><)クワド跳んでくれるのは嬉しいけど、ステイヘルシーで！ (2018年6月3日 15時) (レス) id: 15da2c977a (このIDを非表示/違反報告)
鹿(プロフ) - みなみさん» ショーに授賞式に忙しいですね。練習大乗かなー。リハビリになっていいかも？このお話も長く続きすぎて、飽きられてるかなーとおもう今日この頃。次のお話も決まってないし、もう少しお付き合いください〜＾＾； (2018年6月3日 7時) (レス) id: 73ad5e2308 (このIDを非表示/違反報告)
鹿(プロフ) - 碧海さん» 羽生さんの幸せだけをただ願っています＾＾お話に触れてくれてありがとうございます〜。次移行なので、もう少しお待ちください〜〜 (2018年6月3日 7時) (レス) id: 73ad5e2308 (このIDを非表示/違反報告)
鹿(プロフ) - 心菜さん» そんな近くで羽生さんを！すごい…。神戸公演では、また違うプログラムなのかなーと勝手に思っているのですが、昨日はついに4回転でましたね！＾＾ (2018年6月3日 7時) (レス) id: 73ad5e2308 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：鹿
| 作成日時：2018年4月5日 18時
