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【白狐】6 ☆ ページ21

「さっき銃声がしたので…大丈夫かと。」

「わざわざ私を心配してくださったのですね。」

え…。
意味深に、冗談だか本気だか分からない風に言われて戸惑う。

心配したけど、それは騎士としての心配で決して深い意味はないのに、私はそれを上手く伝えられない。

すると無良さんがふっと笑って、すみません。冗談です。と言った。
なんだ、よかった。

「えと、中へ入ってください。」

一応その方がいいんじゃないかなと思い、誘ってみる。

「ありがとうございます。ちなみに狩人にはここでの狩猟をしばらく止めるように伝えておきましたよ。」

「会えたんですか?!」

無良さんの素早い行動に思わず大きな声が出てしまった。

「はい。ここに人がいたことに驚いていましたし、了承してもらえました。」

そっか…よかった。
本当にもう大丈夫かなと、一度外をぐるっと見渡してみる。

確かに銃声はもう聞こえなくなったし、誰もいないはず…ん?

真っ白しかないはずの景色に、何か赤い物が視界を横切ったような気がして目を凝らす。

必死に焦点を合わせていくと、何かがゆっくり動いているようで、それが突然ぴたりと止まる。

何だろう。
雪と同化してる部分もあるけど…あれは…。

「白い狐だ!」

私は上着を着ていないにもかかわらず、狐さんに向かって走り出す。

「王女さま?!」

もちろん私の声に反応した無良さんも。

遠くから見えた赤い物。あれは恐らく血で、白い狐さんは怪我をしているのではないかと思ったのだ。

スカートの裾を踏まないようになんとかそこまでたどり着くと、案の定、足から血を流してうずくまっている白い狐さんがいた。

「これは酷いわ…。」

撃たれた部分に皮膚をえぐったような跡がある。すぐに止血してあげないと…と思うけど、狐さんは私達を警戒しているのか、低いうなり声を上げて威嚇するばかりだ。

「狩人に撃たれたか…。」

無良さんが怪我の具合を目視しながら、一定の距離を保っている。

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鹿(プロフ) - yukiさん» 本当ですか?!うれしいです!!ひとつ、里帰りする話でも書きたいなーと思ったのですが、すんごい長くなりそうで今だ執筆に至っておりません(笑)ファンタジーは設定を気軽に無視できるので、書いてて楽しいです! (2022年1月1日 8時) (レス) id: ac41a7df10 (このIDを非表示/違反報告)
yuki(プロフ) - このシリーズが、大好きです。番外編とかあったら読みたいです。 (2021年12月30日 23時) (レス) id: e391a6e98e (このIDを非表示/違反報告)
鹿(プロフ) - みなみさん» 私もリアルタイムで見てました\(^o^)/ノーミスしてさらにその上の事をしないと上位にはいけませんね。ジャンプを後半に持ってきたり、繋ぎも大事何だなーと思いました。でもやっぱり羽生さんは別格だ(笑) (2017年12月24日 21時) (レス) id: 5b18a5bb03 (このIDを非表示/違反報告)
みなみ - 女子フリー、みんなの頑張りに涙が滲みました。バンクーバー五輪の代表選考で中野友加里さんとあっこちゃんとの勝負を思い出しました。うう〜、本当に2枠しかないの?辛いですね〜。2位の2枠目は坂本さんが優位かな、とは思います。さっとん、本当におめでとう!! (2017年12月23日 23時) (レス) id: e2f297e7a8 (このIDを非表示/違反報告)
鹿(プロフ) - みなみさん» 羽生さん。今年の運勢、健康面あまり良くないんですよね。来年頑張って欲しいですね(・∀・)全日本はたぶん…チラ見かな(笑)女子は気になりますね!!狐さんの正体、かなり先になりそう?! (2017年12月21日 16時) (レス) id: 5b18a5bb03 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:鹿 | 作成日時:2017年11月18日 0時

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