【シフォンケーキ】5 ★ ページ24
★ゆづサイド
二度寝して目が覚めたらちょうどお昼過ぎだった。
幾分気分も回復したので、ベッドの上で一度大きく背伸びをする。
「はぁ…。」
目をこすってそろそろと動き出したら、水差しからコップに水を注いで一気に飲む。
さて、顔を洗って一度着替えよう。
いつもの黒の上下を身につけて寝癖を直して…。
「結婚した感ねぇな〜…。」
佳菜の時もそうだったけど、王族は一般人のように、結婚したからといって一緒に暮らすわけじゃないから俺の生活は何も変わらない。
また明日からいつものように仕事してスケートして戻って寝るだけだ。
大会前だから夜中まで滑るし、しばらくはAを部屋に呼べそうにないな。
「今日だけが俺の自由な１日だったのに…。」
昨夜覚えてるのは、Aにキスしたことくらいだ。
しかもけっこう激しいやつ…。
「…柔らかかったな、Aの唇。」
謎の飲み物の影響だったとはいえ、俺はあの時、めちゃくちゃAが欲しかった。
Aだって、俺のキスに一生懸命応えてくれてたような…。
「嫌がってたとか…ないよな。」
一度、俺がAの部屋で無理やりしようとしたことあったしな…。
怖がって動けなかっただけとか？
夕べの俺、かなり大胆だった。
今まであんな気持ち一度だってなったことないくらいに。
本当は、女の子に対してがつがついく性格だったりして…。
なんだかAといると、自分じゃない自分が出てくるというか…。
「戸惑うわ〜…。」
とりあえず何か食べよ。
朝から何も食べてないからさすがにお腹がすいた。
ノブくんに何か甘いものでも作ってもらおう。
俺は重い腰を上げて食堂へ向かった。
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 176人がお気に入り
お気に入り作者に追加
「オリジナル」関連の作品
この作品を含むプレイリスト ( リスト作成 )
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
solko(プロフ) - 出来たら、二人の話も少し取り入れてくれると嬉しいです。結婚するまでの、ツンデレ感。とにかく、しょまさとの話なくて、ぜひ、よろしくお願いします (2017年9月7日 2時) (
レス) id: be8f63a0ef (このIDを非表示/違反報告)
鹿(プロフ) - solkoさん» わかるかも！知子ちゃんは眠りの国のイメージですね(・∀・)最初から王女さまなのと、後から王女さまになるのと、どっちがいいかなぁ〜？迷うなぁ。 (2017年8月29日 16時) (レス) id: 5b18a5bb03 (このIDを非表示/違反報告)
solko(プロフ) - いつも楽しく見てます。しょまさと好きで、(((o(*ﾟ▽ﾟ*)o)))眠りの国のお姫様がさとこちゃんだと超嬉しいです。二人の話がどこ探してもなくて。 これからも楽しみにしてます (2017年8月29日 1時) (レス) id: be8f63a0ef (このIDを非表示/違反報告)
鹿(プロフ) - suzuranさん» 昌磨くんのイメージはもうこれしかないと(笑)かっこよさはないですね、ごめんなさい(；・∀・)これから寝たり起きたりします。？？(笑) (2017年8月28日 16時) (レス) id: 5b18a5bb03 (このIDを非表示/違反報告)
鹿(プロフ) - みなみさん» ご両親はそのまんま、ご両親です(笑)そして今回も一言も発することはありません。これは身内には絶対にしゃべらせないというポリシーによるのもです(*^_^*)(昔しゃべらせたけど)もう一人の母にも出て来てもらいたいですね！ (2017年8月28日 16時) (レス) id: 5b18a5bb03 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：鹿
| 作成日時：2017年8月14日 20時
