【衣装】10 ☆ ページ21
「やっぱりゆづはすごいよね…。人気も注目度も。」
ニュースになる度に痛感する。
「そんなの今だけだよ。おっさんになったら誰も見向きもしないかもよ？」
「そうかな。」
「そうだよ。」
揺れる車内で隣に座るゆづを見つめていると、なんだか報道がどうでもいい事のように思えてくる。
するとゆづが急に、そんなことよりさ！とトーンの高い声を出した。
「な、何？」
「今日隣で見てた子供、誰？」
のぞき込んできたゆづの表情は、決して怒ってはないけど、やっぱり気になったのか、眉間にシワがよっている。
何から話そうかなと考えるだけで、なんだか笑ってしまう。
「あぁ、たまたま隣に座った少年Ａ(笑)」
はぁ？とゆづの顔がゆがむ。
「お前、俺の彼女だってばれてないよね。てか俺のファンみたいだったけど、変なこと言ってねぇよな？」
俺のネタとか。とゆづが前のめりに迫ってくる。
「大丈夫だよ。あ、サインボールありがとうね。すっごく喜んでたよ。」
「それならいいけど…。あ！お前こそなんで昌磨からサインボール受け取ってんだよ！」
「え、くれたから…。」
そうだ、私ももらってびっくりしたんだ。
「バカ、すぐ返せよそんなの！」
「えぇ？！あのシチュエーションでそれしたらブーイングだよ！」
いくらなんでもそれは人としてやっちゃいけないことだ。
「…チッ、まぁいいけど。家の敷居は跨がせねぇから。」
「私に実家へ帰れって言うの？！」
たかがサインボールで？
「バカ、ちげーよ。」
「じゃあ…何？」
「サインボールは実家に飾れ。」
持ち込むな。と言われて唖然とする。
「…それ心狭くない？」
「狭くない。俺んちに昌磨のサインがあること事態が変だ。」
そうかな〜…。
「…せっかくもらったのに。」
「昌磨も何考えてんだか。」
ブラックめ。とゆづがつぶやくと同時に車が駅に到着した。
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鹿(プロフ) - みゆさん» ごめんなさい！ミスでお話が飛んでしまっていたので、直しました。もう見れますので、よろしければぜひ〜＾＾； (2017年3月21日 16時) (
レス) id: 4e9137a26b (このIDを非表示/違反報告)
みゆ - すみません…続編ってログインしなくちゃ見れないんですか？私、ログインしていなくて…お話が気になるので… (2017年3月21日 16時) (レス) id: 5c1a484834 (このIDを非表示/違反報告)
鹿(プロフ) - ゆめもちさん» ゆづはエキシビションでも真面目ですもんね。今他のスケーターがやっている、お芝居して滑るなんて、絶対やらないんだろうなーと思います(^○^) (2017年3月21日 16時) (レス) id: 4e9137a26b (このIDを非表示/違反報告)
鹿(プロフ) - suzuranさん» 引退してからのお話を考えるのって、時々難しいですね。こんなに長くなってしまったので尚更です(*^_^*)毎回ネタを妄想するのが大変！楽しいけど(笑)なので主人公にはまだまだ迷走してもらいます！ (2017年3月21日 16時) (レス) id: 4e9137a26b (このIDを非表示/違反報告)
鹿(プロフ) - 心菜さん» なんでもゆづにさせちゃうとか面白いなぁーと(*^_^*)得意そうじゃないですかー。子育て。まだまだ先の話ですが。後三年待ちましょう(笑) (2017年3月21日 16時) (レス) id: 4e9137a26b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：鹿
| 作成日時：2017年3月6日 15時
