▼ ページ7
.
「…………雄馬くんと。1日デートしたんでしょ」
『雄馬くん?………あ、この前仕事早く終わってランチした日…?』
「そのあと一緒に買い物行ったって聞いた」
『あー、行ったけどー。え、界人疑ってるの、もしかして』
「疑ってない、疑ってないよ。でも俺だって、最近Aとデートとかしてないのに」
『……………』
「だから、雄馬くんに妬いた。………さっきの、勢いでしてごめん」
倒れ込んできてからの界人は、しゅんってしたような声をして、思わず右手で髪の毛に触れる。
嫉妬なんて珍しい、しかも雄馬くんになんて、考えれば考えるほど、愛しくなってきて、思わず笑ってしまう。
「なーに笑ってんの」
『……へへ、嬉しいなあって』
「なにがよ」
『嫉妬してくれるんだなあって』
「するよそりゃ。雄馬くんといえど、男の人と2人で出掛けてるんだからね?」
『ん、ごめんね?』
「全然知らない人だったら、もっと怒ってる」
『……気をつけます』
解決した…?なんて思っていれば、彼が起き上がって押し倒されたばかりの体制に戻る。あれ、そのまま上から退いてくれると思ったら、動かない。
『界人?…………んんっ、んぁ、ふぁっ、』
「………っ、はぁ、」
『えっと、』
「まだ解放しないよ、俺に付き合って」
『え、ここ、で?』
「ベットがいい?」
『…………うん』
「やだ。今日は明るいところでするって決めた」
『え、あ、っ、界人まっ、て』
「ちょっと黙ろうか」
そのまま腰を撫でられるように触れられて、唇を塞がれる。何度も重なる唇に、ああ、もう今夜はこのまま彼に従うしかないな、なんて。
.
956人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「男性声優」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
シカク(プロフ) - yui011302000201さん» コメントありがとうございます!肉会出したいですね!(笑)作成できるようにします!☺️ (2022年3月6日 23時) (レス) id: 994ce01fb6 (このIDを非表示/違反報告)
yui011302000201(プロフ) - いつも楽しく読ませていただいています♪肉会の皆さんとの絡みがみてみたいです!これからも楽しみにしています♪♪ (2022年3月6日 10時) (レス) id: d87b8cd8b1 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:シカク | 作成日時:2021年11月27日 22時