14時間 ページ14
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___さっきも言ったと思うけど、やっぱり時間と言うものは残酷だ。
カチ、カチと時計が響かせる音に、私は食事中にも関わらず耳を塞ぎたくなってしまった。
_塞いだって、どうにもならない事は知ってるけどね。
でもやっぱり、最期まで粗がっていたくて。
拒絶するように、現実から目を背けたんだ。
ああ。時計の音が、うるさいよ。
みんなの声が、聞き取りずらいよ。
なんで、こんなにも無情に時間は過ぎてくの?
___みんなに言いたい事、
___みんなに伝えたい事、
「__まだまだ沢山あったのに、な」
「______お、もう12時回ったのか」
おそ松の呟きと共に、
私が死ぬ、“今日”と言う日の始まりを告げる鐘の音が、なり響いた。
「……あーあ。」
なんでだろう。
ちゃんと、理解してたはずなのに。
納得してた、はずなのに。
「なんでッ……だろ……」
______目から涙が止まらないや。
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こころ - あれ?なんかスマホの画質悪く無い?……………あ、私の涙だ…(/ _ ; ) (2020年4月1日 18時) (レス) id: 68bb132a93 (このIDを非表示/違反報告)
霞桜 - とても感動した!!!!!!感動した (2019年12月21日 18時) (レス) id: 02fc9432b6 (このIDを非表示/違反報告)
ことみ(プロフ) - アッちょっとだれかタオルください目から汗が止まりません(*´;ェ;`*) (2019年7月29日 2時) (レス) id: 58ea8aaecc (このIDを非表示/違反報告)
しゃーちゃん - ΩÅΩ;泣きそうだった (2019年6月19日 18時) (レス) id: 6e21cc5c2e (このIDを非表示/違反報告)
ゆう - 凄い良かった! (2018年1月28日 21時) (レス) id: dfa48f9dbe (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:尸 | 作成日時:2015年12月28日 11時