4時間 ページ4
・
美味しい美味しいおでんを食べ終え、屋台を後にする。
手を振って私を見送ってくれたチビ太は、本当に優しい。
__死ぬ前にもう一度、またチビ太のおでん食べたいな。
「___あぁー…次はどうしよっかな」
親とはもう、とっくに縁なんて切れている。
父は不倫相手と夜逃げ。
母はその怒りを私に向けてくる。
そんな生活にもう二度と戻りたくはない。だから私は、この街にきたんだ。
「そうだ…アイツらにも声かけよ」
私が、この街で一番お世話になった一家。
周りに知り合いもいない私に、凄く親切に接してくれた。
最初に見た時はバケモノだとでも思ったけど。
お世話になった以上、声を掛けないで逝くワケにはいかないよね。
「えっと…松野家ってどこだっけ」
・
951人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
こころ - あれ?なんかスマホの画質悪く無い?……………あ、私の涙だ…(/ _ ; ) (2020年4月1日 18時) (レス) id: 68bb132a93 (このIDを非表示/違反報告)
霞桜 - とても感動した!!!!!!感動した (2019年12月21日 18時) (レス) id: 02fc9432b6 (このIDを非表示/違反報告)
ことみ(プロフ) - アッちょっとだれかタオルください目から汗が止まりません(*´;ェ;`*) (2019年7月29日 2時) (レス) id: 58ea8aaecc (このIDを非表示/違反報告)
しゃーちゃん - ΩÅΩ;泣きそうだった (2019年6月19日 18時) (レス) id: 6e21cc5c2e (このIDを非表示/違反報告)
ゆう - 凄い良かった! (2018年1月28日 21時) (レス) id: dfa48f9dbe (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:尸 | 作成日時:2015年12月28日 11時